●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~『花嫁の父』のエリザベス・テイラーを好きな日本人はそう多くはなかったのでは。 [「言葉」による革命]
わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。
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『花嫁の父』という映画があって、監督がヴィンセント・ミネリ、出演が、スペンサー・トレイシー、エリザベス・テイラー、ジョーン・ベネットら。
ジョーン・ベネットって思えば、『サスペリア』に出演してますね。
ダリオ・アルジェントの方の。
『サスペリア』は別の見方をすれば「アリダ・ヴァりとジョーン・ベネット」が共演している凄い映画、ということになります。
だって普通アリダ・ヴァりとジョーン・ベネット、共演しないでしょ。
さらに言えば、アリダ・ヴァりとジョーン・ベネットとジェシカ・ハーパー、共演しないでしょう。
などという視点で観たら、『サスペリア』、一層愉しめるでしょうね。
『花嫁の父』はそのタイトルで分かるように、一人娘が結婚をする時の父親の心情をコメディタッチで描いてます。
エリザベス・テイラーっていうのは世界映画界の大輪の花の一人でしたが、『花嫁の父』であらためて見ると、背が低め顔が大きく見えます。
ただどの美貌に関しては、かの淀川長治さんが実際に会って、「どこからどう見ても綺麗、これはもうどうしようもないね」と、なにせかの淀川さんが言ってたんだから問答無用です。
ただその完璧なまでの美貌は、おそらく当時の多くの日本人の好みではなかったのだろうと思います。
「エリザベス・テイラー」というビッグネームは多くの日本人、知ってたけれど、「リズじゃなきゃダメ!」という人が日本にそれほどいたとは思えない。
日本人の多くは、「どことなく清純」というイメージがないといけないんですね。
それが悪いとは言いませんが、その無意識な観念が強いので、せっかくの凄い女優たちをほとんど知らず仕舞い、という状況にもなり続けてます。
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眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞
「それはそれ 恋は恋」
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エリザベス・テイラーはその名前に比して、イギリス・アメリカではどうであったか知りませんけど、「クレオパトラ」「ジャイアンツ」「熱いトタン屋根の猫」と演じた役柄が際立っていただけに、個として見られる事がなかったように感じられました。同じくクレオパトラを演じた、ビィビアン・リーがそうであったように。
後年のテイラーがウォーレン・ベイティと共演した一般人の役柄「この愛にすべてを」をスクリーンで鑑賞していた私。
両者ともに過去の華やかさに反した、地味な一作でした。
by hana2022 (2022-08-24 12:23)