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●末尾ルコ かつて語った末尾ルコ『飢餓海峡』の伴淳三郎と左幸子。 [「言葉」による革命]

ところが『飢餓海峡』の伴淳三郎、ご存知の方からすれば、(今頃何をそんなことを)というところだろうが、殺人容疑者(三國)を執念深く追い続ける刑事を風格と品格たっぷりに演じている。
ここで出ました、「風格」と「品格」。
いや、本当に素晴らしいのです。
『飢餓海峡』の伴淳三郎であれば、米国の傑作ハードボイルド作品の中にいても、何の違和感もない。
そんな俳優が喜劇映画ではお下品路線の珍芸を披露するのだから、凄い。
そして左幸子。
これまた素晴らしい。

タグ:アート 映画
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hana2022

「飢餓海峡」での伴淳三郎、味わい深い存在感を感じたものでしたが、
>「風格」と「品格」。
いや、本当に素晴らしいのです。
・・・とは、まさに大絶賛!ここまで読んだら、また観たくなるではありませんか。
仕方なく予告編だけを再見。
左幸子は女優としては声が独特で、どちらかと言えば悪声とずっと思ってきました。
しかし本作でも、まだ貧しさを引きずっていたあの時代に生きた女性を演じました。
佐藤浩市は元々俳優として魅力を感じた事はなかったのだけれど、中年を過ぎても、到底父親に及ばずに終わりそうに思えます。
by hana2022 (2022-07-08 23:37) 

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