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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~『ある愛の詩』は「愛の名作」なのか「珍品」なのか。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

・・・


1月25日のうたちゃん(母)の脳外科受診の日、家へ帰ってから『ある愛の詩』を観たのだけれど、これちょっと吃驚な内容だった。
まあ子どもの頃観たっきりなので大人になった美ヒヨコが異なる感想を持つのは当然だけど、わたしには「愛の名作」というよりも「珍品」に感じてしまった。
とにかくテンポが速くずばずばストーリーが進む。
そのストーリーとは単純明快、若い男女が知り合って恋に落ち、親の反対を押し切って結婚するも妻の重病が発覚、既に余命いくばくもない状態で、その通り亡くなってしまう。
もちろん昭和の日本で全国津々浦々に響き渡ったフランシス・レイのテーマ曲は随時流れるけれど、ニュアンスや陰影がほとんど感じられない演出で、この作品で泣けるってどうなんだろうと強く感じた次第。
死ぬ間際のはずのアリ・マッグローは健康そのものの肌つやだし。
でも『ある愛の詩』、アカデミー賞にも複数ノミネートされているし、

AFIが選んだ「情熱的な映画」ランキングのトップ10にも入ってるんだよね。

1『カサブランカ』
2『風と共に去りぬ』
3『ウエスト・サイド物語』
4『ローマの休日』
5『めぐり逢い』
6『追憶』
7『ドクトル・ジバゴ』
8『素晴らしき哉、人生!』
9『ある愛の詩』
10『街の灯』

う~む。

「詩」by末尾ルコ

そしてあまりに淫らな薔薇は、
アネモネのふりをする。

・・・

『アデルの恋の物語』の名台詞

「若い娘が海を越え、旧世界から新世界へ行く冒険、私はそれをする」


『バベットの晩餐会』の名台詞

「芸術家は貧しくならないんです」



眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞

「それはそれ 恋は恋」



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コメント 3

hana2023

スティーブ・マックイーンをとったアリ・マッグロー、元から綺麗でもないし、大した役もしていませんし、女優としても気にくわない(笑)
「ある愛の詩」のタイトル、わざわざ「歌」を「詩」とするなど、わざとらしさから観ていませんでした。
by hana2023 (2023-01-30 16:08) 

ゆうみ

「ある愛の詩」の頃 流行ってるのは知っていたよ。
1970年代 私は 何をしていただろう。
考えなくてもわかった。ど貧乏学生は映画を観るお金がなくて
そのまま 名作と聞いても 置き去りになってました。
by ゆうみ (2023-01-30 18:32) 

(。・_・。)2k

AFIの選んだ中では ローマの休日のオードリーが良いかな
あくまでタイプという意味で

by (。・_・。)2k (2023-01-30 22:03) 

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