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小説・サワナミの永遠に報われぬ恋 6 [小説 サワナミの永遠に報われぬ恋]

サワナミは弁当屋の女を「愛した」と思ったことは一度もなかった。
恋した女の中には「愛した」と信じた女も何人もいる。
恋が終わった後にどんな感想を持ったかは別にして。

弁当屋の女は
サワナミが恋した女の中で一番背が低く、
一番ライトな感覚で「恋」を感じた女だ。
もう一つ。
一番肌の肌理が細かな女でもある。

ひょっとしたら
女の肌に恋をしていたのかもしれない。
それだけ繊細な肌をしていた。
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