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吉高由里子とタナトスとキスとハードボイルド [吉高由里子]

「ラブシャッフル」8回目は吉高由里子の出番が多かった。
そしてドラマの展開はさておいて、
「吉高由里子」を鑑賞するには
ある程度の満足がいくだけの内容があった。

松田翔太と吉高由里子の会話。
セリフはもちろん貧困なものだ。
しかし犬の鳴き声がかぶさるシーンは悪くない。

犬の鳴き声には
さまざまなイマジネーションを生む力がある。
もちろん猫の鳴き声もそうだが、
犬の種類にもよるが、
犬の鳴き声の方に
より空虚感、不吉感、孤独感、渇きなどが含まれているだろう。
犬の種類にもよるが。

吉高由里子は
正確にハードボイルドができる可能性を持っている。
ある意味、
「蛇にピアス」はハードボイルド映画と言ってもいいかもしれない。
吉高由里子と松田翔太、
それにかぶさる犬の鳴き声のシーンを観て、
そのまま乾いたハードボイルド映画の世界に入ってくれればと思った。

そして吉高由里子に対して
しきりに「タナトス」という言葉を使う。
吉高由里子に「タナトス」をかぶせるのは
間違いではない、どころか正しい。
吉高由里子ほど
濃厚にエロスとタナトスを湛えている女優は日本にいないから。
しかしドラマやストーリーに
いっさいエロスもタナトスもないのであれば、
それは意味のない4文字言葉へと貶められてしまう。
単なるアクセサリーとしての言葉。

今さら谷原章介が松田翔太にキスするシーンを
もったいぶってもってこられても。

キスはときに
セックスよりもエロティックだ。
吉高由里子には、
そんな作品にも出てほしい。
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コメント 2

ナオミ

こんにちは。
いつも楽しく拝見させてもらっています。ナオミです。
昨日のラブシャッフルはそうですね。多かったですね。
多分死ぬ事はないと思いますが・・・

ところで、私が最も大好きな、尊敬している女優が
上野樹里さんなんです。
今まで少し過激に書くルコさんの文章を読んできて、
もしルコさんが「吉高由里子的ではない」とか言って
批判されたら怖いな・・・と思って、話題にしようかどうか
迷ったのですが(・v・;)” 笑

でもやはり人にはその人の価値観があるので、
嫌いな人がいても当然だとは思ってますので、
それはそれで良いと思ってますが。
この前ラストフレンズの事をチラっと書いていたので、
おっ!? と思って今回話題に出してみました。

そして吉高由里子さんも喜田善男の時に知って、
そこから好きになって行ったんですが・・・

偶然にも2人共同じ事務所!!!
共演も遠くはないかな? と期待してます。

ルコさんはどうですか?
by ナオミ (2009-03-07 14:21) 

チョイス

コメントありがとうございます。上野樹理は大注目してますよ!「のだめ」も「ラスト・フレンズ」もテレビドラマとしては実におもしろかったし、完璧に上野樹理が引っ張っていました。彼女のようなタイプは今までいませんでしたから、ぜひ映画でハードな役を演じてほしいですね。やや役柄が固定してきてるかなというのはあります。「グーグーだって~」の中でも、これまでの役を踏襲した感じでした。今まであまりやってないでしょうけど、犯罪物なんかでハードにいってもとても似合うと思うのですが。  これからもよろしくお願いします。                    末尾ルコ(アルベール)
by チョイス (2009-03-07 16:13) 

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