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「赤鼻のセンセイ」第1話視聴率9.4%。吉高由里子「蛇にピアス」と「ファニーゲーム U.S.A.」の比較。 [吉高由里子]

大泉洋主演「赤鼻のセンセイ」は初回9.4%の視聴率だった。
暴走する大泉に対して、ピシッと決める大前さん(篠原涼子)がいないと、と思った人間が全国にどれだけいたことか。
9.4%ではそれほどでもないか。
大泉洋が出ているので「ハケンの品格」とつい比較してしまうが、
「ハケン~」がきっちり笑わせてくれたのに対して「赤鼻~」は今のところ笑えそうにない。
「笑い」が抜きで予定調和の「熱血」だけ用意されているという印象がある。

ところで最近ミヒャエル・ハネケ(Michael Haneke)の
「ファニーゲーム U.S.A.」 (Funny Games U.S.)をおもしろく観た。
挑発的な映画だ。
映画で社会や常識に対して挑発をする。素晴らしいことじゃないか。
この挑発というのは、「説教」とは全く違うものだ。
ときに見られるのだが、
映画中の人物に歴史的・社会的問題に対する「説教」をさせてしまう作品。
あるいは「説教」のために組み立てられたストーリー。
そうした作品が映画的快感からほど遠くなるのは言うまでもない。
説教は説教をする場でしてほしいものだ。

吉高由里子の「蛇にピアス」は、登場人物がヴィジュアル的に刺激的ではあったが、
映像的感覚としては多少の「過激さ」はあったけれど、「挑発」はなかった。
全体的に、ほぼ常識の範囲に収まるものだった。

もちろん「ファニーゲーム U.S.A.」は、
「暴力」や「悪意」を描写したものに対して弱かったり敏感だったりする人たちは観るべきでないだろう。

「ファニーゲーム U.S.A.」に関しての話題はもっと続ける。
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