「蛇にピアス」と言わなかった、吉高由里子と明石屋さんま。「さんまのまんまスペシャル2009」

今の吉高由里子と言えば、まず何といっても「蛇にピアス」である。
しかし普通の生活者にとって「蛇にピアス」というのは下手すれば「おどろおどろしい」世界。
できれば「観たくない」世界だと感じる人も多いだろう。
しかも想像以上に映画「蛇にピアス」は世間に浸透している。
公開以来多くの人に吉高由里子の素晴らしさを語る機会があったが、
「吉高由里子」という名は知らなくても「蛇にピアス」の名を出せば、ほとんどの人が「ああ、あれに出てた女優さん」という反応を見せた。
もちろん、だからと言って映画を観ているわけではなかったが。

その吉高由里子が実はこれだけピュアな美しさを持った女優だということを多くの人が目撃しただけでも、「さんまのまんまスペシャル2009」放送の価値はあった。
しかし番組内で明石屋さんまは一度も「蛇にピアス」と言わなかったし、吉高由里子も敢えて言おうとしなかった。

タグ：吉高由里子 映画 アート 明石屋さんま 「さんまのまんまスペシャル2009」

コメント 4

45万アクセスおめでとうございます！
毎回楽しく読んでいます。吉高由里子以外のテーマも、私には知らない世界ばかりで堪能させて頂いてます。これからも書いてください。

昨日の「さんまのまんま」面白かったですね☆
吉高由里子を許容しない人と吉高の不思議な世界観がぶつかるのも、たまには楽しめるという発見をしました。明石家さんまはきれいな女性が出演すれば、とりあえず可愛いということでデレデレとトークを進めるのかなという勝手な先入観がありましたが、吉高由里子の場合はその限りではなくて、許容範囲外だったように思えます。水嶋ヒロも、吉高由里子のことは許容できていないように感じました。
「蛇にピアス」の話題、確かに出されていなかったですね。あまり言わないようにしてるのでしょうか。
とにかく吉高由里子は大物だなぁと思いました。ルコさんがおっしゃるようにピュアで可愛いです♪
長々と失礼しました。またコメントします☆
by ton (2009-10-17 11:01) 

ｔｏｎ様

いつもありがとうございます。
「さんまのまんま」、面白かったですね。何度かに渡って記事を書くことができるだけの内容でした。
ｔｏｎ様のおっしゃる通り、さんまはツッコミを入れて笑いをとれると思えば徹底的に入れますからね。まあ、それは芸のうちだとは思います。
水嶋ヒロは、まったく吉高由里子的世界の外にいるのがよく分かりました。
とてもあの感覚に追いつけないという感じです。

それにしても、いつもおもしろいコメントありがとうございます。ｔｏｎ様のように熱心な吉高ファンの存在は心強い限り。かつての日本映画暗黒時代に戻らないためにも、才能ある俳優や監督に対してはファンの積極的応援がなによりです。

吉高由里子関係以外の記事にも興味を持っていただけて嬉しいですね。
これからさらにおもしろくしていきます。どうぞよろしく！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　末尾ルコ
by 末尾ルコ（アルベール） (2009-10-17 16:28) 

45万アクセス突破おめでとうございます。吉高由里子以外にも、映画、バレエ、文学…と幅広い話題、鋭い視点からの物事への批評等、吸引力の強い、稀有なブログで、日に日にルコさんの世界観に魅了されている自分がいました。これからもルコさんの世界に誘って下さいね。 昨日、さんまのまんま観ました。私は明石家さんまの芸人としての笑いへの貪欲さが感じられて、最近の“ぬるい”若手芸人たちにも見習って欲しいな、と思ったと同時に人間としての大きさも感じられ、「笑いの神」と謳われるだけの事はあるな、と、そして、同じベテラン芸人でも島田紳助とは違うな、と思いました。
by エトワール (2009-10-17 17:02) 

エトワール様。

いつもありがとうございます。そうおっしゃっていただけると、ほんとうに嬉しいです。
わたしの考えの基本として、「世界で最高のものをできるだけ味わいたい」というのがあります。だから映画でもバレエでも文学でも貪欲に摂取してきました。（もっとも趣味にいくらか偏りがありますが）

わたしがどうかは分かりませんが、そういった「最高のもの」を鑑賞できる人たちというのは、第3者から見ても「違うな」という印象を受けることが多いものです。
さらに、享受した「最高のもの」を自分の人生に積極的に反映させていこうというのがわたしの言う「美学」の一端であるとも考えています。

これからも鋭いコメントなど、よろしくお願いします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　末尾ルコ（アルベール）
by 末尾ルコ（アルベール） (2009-10-17 17:43)