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「シネマカフェ」綾野剛「夏の終わり」談話。サラ・フォレスティエ「戦争より愛のカンケイ」の見事さ。  [吉高由里子]

ミシェル・ルクレール監督のフランス映画「戦争より愛のカンケイ」という作品があるんです。
この映画によってサラ・フォレスティエがセザール賞主演女優賞を獲得しています。
まあね、恐れ入りますわ。
決して難しい映画じゃない。
とても分かりやすくおもしろい作品になっている。
ところがこの一本に織り込まれた情報量たるや!
たった90分台の時間にフランス近代史、様々な社会問題をみっちり詰め込んで、それていてクレイジー、さらにラストは心の奥底まで深く入り込んで来る。
「戦争より愛のカンケイ」、恐れ入りました。
それに比べたらまあ「マイ・バック・ページ」なんつーのは・・・。
いやちょっとこれも最近観たもんで。

満島ひかり、綾野剛出演映画「夏の終わり」に関する「シネマカフェ」の記事ね。
そこに出ていた綾野剛の談話は次のようなものです。

〈「熊切和嘉監督との初組み、満島ひかりさん、小林薫さんとの共演に興奮を隠せません。また古き良き場所での撮影。鼠の心臓から象の心臓へと心のささくれが落ち着きます」〉

どうです?
こんなこと言えますか?
おもしろいですよね。
言語感覚が鋭いってカッコいいんですよ!



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