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「古い」は悪いことか?「新しい」はいいことか?  [生と死のためのアート]

先だってカフェで仕事をしていると、近くのテーブルに大学生と思しき男女4人組がいたんです。
まあそういう状況はしょっちゅうなんですけどね。
で、聞こえて来た会話の内容は映画「海猿」について。
しかも俳優名ではなくて登場人物名で話は展開し、「あの時のあいつの決断は~」とか「~の気持ちになってみろよ」とか、まあそういう素朴な観客の皆さまに映画は支えられているというところはあるでしょうが、ちょっと大学生にしては話のレベルが低過ぎますね。
さらにその中の男子学生はネットで「泣ける映画」というのを検索したそうで、出て来た作品が「グリーン・マイル」。
それについていかにもダサいものを密受けたという感じで、「古~い映画だよな」などと言う。
まあ彼らからすれば「古い」んでしょうが、多少なりとも芸術文化を大事にする気持ちがある人なら、年代的な「古い」「新しい」など何の意味もないことはお分かりだと思います。
簡単な例を挙げれば、ポッと出の現代美術家の作品とダ・ヴィンチやフェルメールの作品とどちらがより価値があるか、というね。
まあそういうこと。
そういうことを、若い人だけでなく、多くに理解していただかないといけない。



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竜眼寺暁

おはようございます。
温故知新という言葉がありますが、
若い人はそれを顧みることが少なくなってきたのでしょうか。
(いちおう若い人なんですが…)
ようやく市川海老蔵主演の「一命」を借りてきました。
かつての作品をどのようにしてアレンジしたのか、
また海老蔵のほか、満島ひかりや瑛太が如何にして
作品づくりに入ったのか、その見せ場がとても気になります。
by 竜眼寺暁 (2012-08-14 04:29) 

シービーちゃん

芸術作品を電子機器と同じような感覚で語っているのでしょうか? 古い、新しいは、作品を評価する上で、まったく関係のないことだと思います。
by シービーちゃん (2012-08-14 22:25) 

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