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〈「言葉」による革命〉・・・末尾ルコ「映像俳優演技論」~「ディア・シスター」松下奈緒の演技力は賛否両論に値するか?2015年1月24日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映像俳優演技論」~「ディア・シスター」松下奈緒の演技力は賛否両論に値するか?

2014年秋ドラマの一つ、「ディア・シスター」の松下奈緒の演技が下手であるという話ですね。
「演技が下手でもいい。自分は松下奈緒のファンである!」という人は、それはそれでいいと思います。
しかし「いやそれは違う、松下奈緒は演技も上手い!何を書いているんだ、この末尾ルコという人間は!」という意見には同意し難い。
確かに「賛否両論」を呼ぶ演技も多く存在するけれど、松下奈緒の場合、「賛否両論を呼ぶ」までのレベルに達していないと見ます。
「賛否両論」を呼んだ演技というのは例えば映画「レナードの朝」のロバート・デ・ニーロ。
「タクシードライバー」のデ・ニーロを批判する人はそうそういないけれど、「レナードの朝」の演技を「まったくダメ」という人は多い。
例えばかの淀川長冶は「レナードの朝」のデ・ニーロの演技をこっぴどく批判している。
「レナードの朝」でデ・ニーロは嗜眠脳炎患者を演じたのですが、その演技はかなり「やっているぞ」という感を持たせる大仰なものではありました。
しかしデ・ニーロはこの役でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされており、欧米では概ね「デ・ニーロ名袁演」の一つに数えられている。
「神」デ・ニーロにして、これだけ賛否両論出るわけです。
で、デ・ニーロの話のあとで松下奈緒の話を持ってきたくはないですが、ほとんどのシーンで「せーの」で表情を作ったり、台詞を題したりしているのが明らかなんですね。
演技がある段階まで行っている俳優であれば「賛否両論」もありえるけれど、松下奈緒はまだそこまで行っていない。
現在の人気、知名度に見合うようになるための努力を本人はもっとすべきです。


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