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〈「言葉」による革命〉・・・末尾ルコ「教育論」~「七将による石田三成襲撃事件」と歴史の捉え方。2015年3月18日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「教育論」~「七将による石田三成襲撃事件」と歴史の捉え方。

はい。
「七将による石田三成襲撃事件」の「七将」、覚えていますか?
はい、次の七人です。

福島正則
加藤清正
池田輝政
細川忠興
浅野幸長
加藤嘉明
黒田長政

学校の先生方もいろいろいらっしゃって、「小学時代の、あるいは中学時代の歴史の時間がおもしろかったから、今でも歴史好きだぞう~」という方も多くいるのでしょうが、残念ながらわたしはそうではなかった。
歴史の授業から生の人間の臭いが立ち上がってこなかったんですね。
だからわたし自身、「歴史は暗記物」という意識で勉強していた。
無味乾燥です。
歴史のおもしろさに本当に目覚めたのは大人になってから(笑)。
学校の先生方は各自努力してらっしゃるんでしょうが、「もっともっと魅力的な伝え方を!」と弛まぬ努力をしていただきたいですね。
「生の人間を感じさせる」…歴史はこれが肝要です。
ところで「七将による石田三成襲撃事件」ですが、その際の三成の行動として、「徳川家康邸に逃げ込み、家康に調停を頼んだ」という伝統的な説があり、大河ドラマでは「独眼竜政宗」でも「軍師官兵衛」でもそう描かれています。
しかし現在では「三成は家康邸へ逃げ込んでなどいないことが立証された!」と主張する学者もいて、はてどちらが正しいのか、あるいは別の行動をとった可能性もあるのか。
どちらにしてもわたしは、「これが真相だ!」とか声高に叫んでいる人たちはあまり好きではない、特に歴史などの分野では。
だって「真相」だと証明する手立ては一切ないわけで、そこが歴史のおもしろさでもある。
だから学校の授業でも、歴史がいかにも「固定された事実」であるかのように扱うのではなく、「(過去も含め)歴史は常に動いているもの」との認識を子どもたちに与えるべきなのではと考えます。

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