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〈「言葉」による革命〉・・・末尾ルコ「プチ詩論」~ウィリアム・ブレイクと現代詩などについて。2015年8月26日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「プチ詩論」~ウィリアム・ブレイクと現代詩などについて。

♪ザ・ランナウェイズの「チェリー・ボム」は、今聴いてもしっかりロックだ。

うん。
ウィリアム・ブレイクがどうにもかったるく感じられた2015年。
こう、一本調子な感じがしまして。
フランスのランボーやコクトー、アポリネールらはいつ読んでも古びない。
もっとも「フランスの大衆」にとってはランボーやボードレールらも「とんでもなく古い」となるようです。
「大衆」が詩を読まないのはフランスも日本もさほど変わらない。
でも文化芸術そのものに対するリスペクトは社会全体としてフランスの方がずっと上です。
日本はバブル期辺りから加速度的に文化芸術に対する侮辱が深まってきています。

ところであなたはどんな詩がお好き?
「好きな詩人」
「好きな詩」
を問われ、すぐに答えられるようであってくださいね。
日本には言うまでもなく和歌や俳句の伝統があって、一部外国人にも愛されています。
ただわたしとしては、「詩」も読んでいただきたい。
宮沢賢治、与謝野晶子らが日本の詩人としては好みです。
現代詩なんですが、言葉の使い方は凄いと思うけれど、(誰が読むんだ?)というのがほとんどです。
映画であれば難解なら難解なりに愉しみ方があるけれど、「言葉」でただただ難解なものは、「近づくな!」と言っているようなものでしょう。
現代思想や現代詩が社会に対して実質的力を失った理由はもっと反省されるべきです。

♪ザ・ランナウェイズの「チェリー・ボム」は、今聴いてもしっかりロックだ。

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