〈「言葉」による革命〉・・・末尾ルコ「映画俳優演技論」～わたしは堺雅人主演ドラマ「半沢直樹」も「Dr.倫太郎」も観ておりません。２０１５年１０月１８日

●末尾ルコ「映画俳優演技論」～わたしは堺雅人主演ドラマ「半沢直樹」も「Dr.倫太郎」も観ておりません。

堺雅人が数字を「持っている俳優」とか言われていますが、「数字を持っている」なんてことを平気で書くようなライターはほぼ間違いなく、あ、ここでは自主規制にしときましょう。
連続ドラマシリーズで一度高い視聴率を取ったドラマに主演していると「数字を持っている」とか「視聴率女王」とか勝手に名付け、新しいドラマで市長室が低かったら「視聴率神話崩壊」などと言う。
こんなことばかり書いて小銭をせしめているライターを、あ、ここでは自主規制にしときましょう。
で、わたしは堺雅人主演ドラマ「半沢直樹」も「Dr.倫太郎」も観ておりません。
堺雅人は嫌いではない。
「リーガル・ハイ」は何度か観たけれど、あまりに暑苦しいボルテージと、犯罪を扱う連続テレビドラマの基本構成である「毎週違う事件が起こり、約４０分で同じメンバーで解決し、シリーズを通した大きな謎が少しずつ解かれていく」というパターンに辟易し、観るのを止めました。
ただ、堺雅人がテレビドラマへの出演を重視するのは賢いと思います。
堺雅人はもちろん力量のある俳優ですが、「映画俳優・映画スター」というタイプではないのですね。
「必ずしも画にならない」顔と、さらに演技の質も「必ずしも映画向きではない」。
映画でも役によってはいい感じになるんですが、堺雅人と結婚した菅野美穂と同様に、どちらかと言えばテレビドラマ向きの俳優であるのは間違いないでしょう。

タグ：アート 〈「言葉」による革命〉・・・末尾ルコ「映画俳優演技論」～わたしは堺雅人主演ドラマ「半沢直樹」も「Dr.倫太郎」も観ておりません。