SSブログ

〈「言葉」による革命〉・・・末尾ルコ「格闘技論」~「世紀の一戦」メイウエザーVSパッキャオは「格闘技」だったのか?2015年10月27日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「格闘技論」~「世紀の一戦」メイウエザーVSパッキャオは「格闘技」だったのか?

2015年5月、「世紀の一戦」と久々に地球規模で盛り上がったボクシングのフロイド・メイウエザーVSマニー・パッキャオですが、いかがでしたでしょうか?
わたしは以前はけっこうボクシングの試合もテレビ観戦していて、フェリックス・トリニダード、レノックス・ルイス、ナジーム・ハメドらが好きでした。
その頃からメイウエザーも有名でしたが、宇久気の速さは驚嘆ものですが、どうも試合ぶりにのれなかった。
パッキャオ戦でもその能力が遺憾なく発揮された通り、基本的には「打ち合わない」試合の組み立て方なんですね。
「ボクシング」という確立された枠を十分に使い、「勝ち」をもぎ取るタイプ。
「相手を絶対倒すぞ」とか「相手より強いところを観客に見せつけるぞ」というタイプではなく、「このルールで、自分の持っている能力で勝つ方法」を完ぺきに身に付けた選手だという印象です。
VSパッキャオも全体の流れとしては、「常に圧すパッキャオに対して引きながら当てるメイウエザー」という印象だったのですが、結局「ヒット数」ではメイウエザーが大きく上回っていたということで大差の判定勝ちとなったわけです。
これはもう、「ボクシング」という長い歴史の中で確立された世界だからこそできる方法論ですね。
「不敗のチャンピオン」がそんな試合を多くしても揺るがないだけの権威があり、とてつもないビッグビジネスとなるだけのファンが常にいる、ということ。
近年ほとんどボクシングを観ていなかったのであまりどうこうは言えませんが、やはり「格闘技」を観るならUFCだ、と改めて感じた次第です。

nice!(19)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 19

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0