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〈「言葉」による革命〉・・・末尾ルコ「映画であなたの知性・感性を徹底的に鍛える」講座~「エロティシズム」の観点からも、映画「アデル、ブルーは熱い色」ご鑑賞を!2015年10月28日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画であなたの知性・感性を徹底的に鍛える」講座~「エロティシズム」の観点からも、映画「アデル、ブルーは熱い色」ご鑑賞を!

2015年5月、WOWOWでも放送の映画「アデル、ブルーは熱い色」ですが、若い二人の女性の愛の物語ですね。
監督はアブデラティフ・ケシシュ。
カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞。
その際監督だけでなく、史上初めて主演俳優、つまりレア・セドウ、アデル・エグザルショプロスにも授与されたことも話題になりました。
さらにその後、レア・セドウ、アデル・エグザルコプロスによるケシシュ監督の演出方法に対する批判も話題に。
さらに原作者も映画を批判していましたなあ。
まあこれはよくあることなんですが。
こんな経過、わたしはとても興味深く観察していました。

それらはさて置き、一本の映画作品としては見事な「ブルーは熱い色」。
レア・セドゥ、アデル・エグザルコプロスによるベッドシーンが大いに注目されました。
が、「エロティシズム」の観点から観ると、さほど「エロティック」ではなかった。
官能性には欠けていた。
その代り極めて美しかった。
その辺りにも注目してぜひ鑑賞していただきたい。
いずれにしても二人の女優が心身の限界へ挑戦した映画史上まれにみる、美しくパワフルな傑作です。

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