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〈「言葉」による革命〉・・・末尾ルコ「美的スポーツ観戦論」~2015年ウィンブルドン、ムグルッサは涙を流した。2016年2月9日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「美的スポーツ観戦論」~2015年ウィンブルドン、ムグルッサは涙を流した。

2015年ウィンブルドン。
スペインのガルビネ・ムグルッサは決勝まで進み、結局セリーナ・ウィリアムズに敗れた。
33歳にして強さを増したセリーナ・ウィリアムズは現在のテニス界のレベルを考えれば、「史上最強」で間違いないだろう。
力も技も勝る史上最強プレイヤーに果敢に挑むムグルッサ。
バランスの取れた長身の身体は、体格のいい選手がズラリと揃った現在の女子テニス界の中でも惚れ惚れするような古典的美しさを発散している。
しかし要所で驚異的なショットを連発するセリーナの牙城には届かない。
試合後、ムグルッサは涙を流す。
滅多にお目にかかることのできない、本当に爽やかな涙。

とは言え、2015年ウィンブルドン女子で最も印象に残ったのはやはり準決勝のガルビネ・ムグルッサVSアグニエツカ・ラドヴァンスカ。
NHKの録画放送では残念ながら第2セットにラドヴァンスカが技でムグルッサを翻弄する時間はカットされていた。

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