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〈「言葉」による革命〉・・・末尾ルコ「映画俳優演技論」~ドラマ「ド根性ガエル」出演俳優の演技をどう観るか?2016年2月11日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画俳優演技論」~ドラマ「ド根性ガエル」出演俳優の演技をどう観るか?

しかし「ド根性ガエル」まで実写化しますかね。
でもハリウッドはもっとあり得そうにないコミックまで実写にしているわけだから、「日本はヘン」とこれを持って言えない。
けれど「ド根性ガエル」・・・しかも豪華キャストで。
これは別に映画にするわけではないのか?
かなり映画的なキャストなんですね。
最近「どうなのか」の松山ケンイチはさて置き、前田敦子、満島ひかり(声)、薬師丸ひろ子、光石研、でんでん、新井浩文、勝地涼・・・。
テレビドラマではもったいない、「実のある」キャストです。
ただ「ド根性ガエル」ですから、内容についてどうこう言っても仕方ないところはありますね。
あくまで「子ども向き」の漫画だったわけですから、大人が見てどうこう言う内容ではない。
いや大人が「どうこう」言ってもいいけれど、それは「子ども向き」という前提の「どうこう」であるべきなんです。
ではテレビドラマ「ど根性ガエル」はどうか?
明らかにリアルタイムで「ド根性ガエル」を観ていた「現在大人」のノスタルジー狙いである上に、登場人物が「漫画時代」から大人になっているという設定で「子どもから大人まで」観てもらおうという意図は言うまでもありません。
しかしかなりきつい。
極端な「子ども向き漫画」設定のキャラクターはほぼそのままで常にボルテージの高い演技を要求される出演俳優にとってはなかなかしんどい作品です。
ただ出演者は魅力的なだけに、「この難儀な設定のドラマでどんな演技をするか」という興味では観ていられる。
そして個人的にはドラマ自体としても、「HERO」や「花燃ゆ」などよりはずっといいと思います。

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