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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「文学であなたの人生を強く美しくする」講座~池澤夏樹の「十大小説」から、話は「サルガッソー」「雪の日の悪魔の足跡」などミステリーへ。2016年6月27日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「文学であなたの人生を強く美しくする」講座~池澤夏樹の「十大小説」から、話は「サルガッソー」「雪の日の悪魔の足跡」などミステリーへ。

「十大小説」の話題ですが、作家の池澤夏樹も「現代世界の十大小説」(NHK出版新書 2014年)を発表しています。
次の10作品ですね。

ガルシア=マルケス「百年の孤独」
アゴタ・クリストフ「悪童日記」
ミルチャ・エリアーデ「マイトレイ」(Maitreyi)
ジーン・リース「サルガッソーの広い海」(Wide Sargasso Sea)
ミシェル・トゥルニエ「フライデーあるいは太平洋の冥界」(Vendredi ou les Limbes du Pacifique)
カルロス・フエンテス「老いぼれグリンゴ」(Gringo viejo)
ジョン・アップダイク「クーデタ」(The Coup)
メアリー・マッカーシー「アメリカの鳥」(Birds of America)
バオ・ニン「戦争の悲しみ」(The Sorrow of War)
石牟礼道子「苦海浄土」

「百年の孤独」と「悪童日記」以外はなかなか一般の方の人生の中には現れてこない作品ばかりです。
「悪童日記」は短くて読みやすいので、もし未読であればぜひ読んでみてください。
最近映画化もされています。

小説の内容とは関係ないですが、「サルガッソー」という言葉、懐かしい響きがあります。
子どもの頃、よく「世界のミステリー」的な読み物を読んでまして、「バミューダートライアングル」などとともに、よく「サルガッソー海」のネタも見かけました。
よく船舶が遭難する「魔の海」として掲載されていましたね。
あと、「セントエルモの灯」「マリー〈メアリー〉セレスト号の謎」とかも「海洋ミステリー」として想像力を掻き立てられました。
あと、「海洋」ではありませんが、「雪の日の悪魔の足跡」の話とか、ご存知じゃないですか?

こうした「ミステリー」的エピソードはインチキそのものなものも多いですが、「想像力の刺激」という点では実に楽しく、意味のあるものです。

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