〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「世界情勢」～あまりに非道なパリ同時多発テロ。あまりに「馬鹿過ぎる」日本のテレビ。２０１６年８月１３日

●末尾ルコ「世界情勢」～あまりに非道なパリ同時多発テロ。あまりに「馬鹿過ぎる」日本のテレビ。

日本時間２０１５年１１月１４日早朝に起きたパリの同時多発テロですが、同年１月に衝撃的なシャルリーエブド襲撃事件が起きて間もないパリでそれを遥かに上回る規模のテロが決行されたことには本当に驚きました。
そこで当日、次のような二つの文章を急きょアップしました。

・現在パリで恐るべき同時多発テロが起きています。
今年１月にシャルリーエブド襲撃事件があり、厳重警戒しているはずのフランスで・・・。
しかしここ最近でも「テロの可能性が高い」ロシア機墜落、レバノンの爆破テロ・・・。
日本でも常に危機に対する警戒を怠るべきではない。

・パリでこれだけのテロが起こっているに関わらず、日本のテレビ局は土曜日の午前、いつものゴミ番組をだらだら放送。
ネットでは刻々と情報が入る。
（少なくとも日本のテレビは）「報道」と名乗るな！

この同時多発テロの詳細な捜査はまだ時間がかかるでしょうが、「どのようなグループが行ったか」は明らかです。
そして「こうしたグループ」によって行われるテロは今後も容易には減らないとも予想されます。
ここまでのことを首都パリでやられ、フランスとしても「これまで通りの対応」とはいかないでしょう。
こうしたテロについて、英仏を中心とした欧州各国が過去にイスラム諸国などに対して行った非道な行為が原因であり、「そもそもの責任は欧州にある」と論じる向きもありますが、果たしてその考えに理はあるのか？
「現在に生きる人間」が「過去に国家が行った行為」に対してどれだけの責任があるのか？
わたしはちょっと違うような気がします。

それとますます酷い日本のテレビ報道。
ネット情報がなければ、今回のテロ事件について丸一日「ほとんど何も分からない」という状態だった可能性もある。
これだけの大事件、もともとしょぼい「定刻だけのニュース番組」で何がわかるというのか？

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