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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「映画であなたの人生をより強く美しくする」講座~柄本佑が「あさイチ」でベスト1に挙げた「フレンチ・カンカン」のジャン・ギャバンとフランソワーズ・アルヌール!2016年8月27日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画であなたの人生をより強く美しくする」講座~柄本佑が「あさイチ」でベスト1に挙げた「フレンチ・カンカン」のジャン・ギャバンとフランソワーズ・アルヌール!

柄本佑が「あさイチ」で紹介した生涯ベスト映画の第一にジャン・ルノワール監督の「フレンチ・カンカン」を挙げていたというお話はしましたね。
「フレンチ・カンカン」はパリのキャバレー「ムーラン・ルージュ」の創始者ジドレルをモデルとした作品です。
かの高名な「ムーラン・ルージュ」についての虚実入り混じったお話、そしてフランス映画得意の「人情物」と言うべき好ましい人物造形とストーリー展開。
「人情物」、あるいは「人間物」と呼んでもいいかもしれません。
人間精神を深く掘り下げたものではないけれど、時にステロタイプな表現になるけれど、それでも「人間」が浮かび上がってくる。
もちろん主役ジャン・ギャバンの存在が何ものにも替え難い。
世界映画史上屈指の「映画存在」であるジャン・ギャバン。
何も語らなくても、そこにいるだけで無数の感情、状況、人生が表現される俳優。
高倉健が「理想の映画俳優」として憧れた人だ。
けれど「フレンチ・カンカン」のギャバンは軽妙でダンディな伊達男を演じている。
もちろん「ニニ」を演じたフランソワーズ・アルヌールのチャーミングな魅力は「フレンチ・カンカン」のもう一人の主役です。
フランソワーズ・アルヌールはコケティッシュだけれどコケティッシュ過ぎない雰囲気が公開当時の日本人にとても支持されたようなのですね。

ジャン・ギャバンとフランソワーズ・アルヌールはアンリ・ヴェルヌイユ監督「ヘッドライト」でも共演しており、こちらもぜひ観ていただきたい!

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