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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「映画であなたの人生をより強く美しくする」講座~今こそ(笑)セクシーで美しく、ミステリアスで極度に「馬鹿」なフランス映画「愛の犯罪者」を語ろう!2016年9月20日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画であなたの人生をより強く美しくする」講座~今こそ(笑)セクシーで美しく、ミステリアスで極度に「馬鹿」なフランス映画「愛の犯罪者」を語ろう!

そう。
ジャン・マリ・ラリュー&アルノー・ラリュー監督の。
「愛の犯罪者」。
主演はマチュー・アマルリック。
スイス ローザンヌの大学の文学教授役。
この大学教授、かなり不埒な文学教授で、女学生たちとの情事を繰り返している。
その大学の舞台となっているのはl'École polytechnique fédérale de Lausanneのマルチメディアセンターだというけれど、「愛の犯罪者」の不可解な雰囲気に相応しく、無機質で美しい曲線を描くデザインの建物に見応えがある。
ある日、常時相手の女学生が行方不明となる。
しかしこれ、「行方不明」といっても鑑賞者にはその理由は分かっているのだけど。
大学で教授に近付いてくる「不明女学生の母親」。
それがマイウェン。
大学教授は妹と同居しているが、それがカリン・ヴィアール。
どうやらこの妹とも「普通の兄妹」ではないようだ。
カリン・ヴィアールはマイウェンが監督した「パリ警視庁:未成年保護部隊」にも出演しているが、この作品も観応え十分だ。
映画の途中から大学教授を誘惑する女子大生がサラ・フォレスティエ。
愛敬ある面立ちに抜群のプロポーション。
「戦争より愛のカンケイ」でセザール賞主演女優賞を獲得している。
これら今のフランスを代表する俳優たちが演じる人物像がすべて「バカ」なのが「愛の犯罪者」の大きな魅力であり、ミステリアスなサスペンスの体裁を取りながら、随所に「バカ」が炸裂して笑える。
それが「愛の犯罪者」だ!

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