〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「イチローがインタヴューで英語を使わないのは問題か、美学か?」2016年6月18日 [「言葉」による革命]
●末尾ルコ「イチローがインタヴューで英語を使わないのは問題か、美学か?」
「スポーツ観戦で、知性と感性を鍛えるレッスン」
イチローがMLB3000本安打を達成した。わたしは8月10日に次の文章をアップした。
末尾ルコ「3000本安打達成のイチローが英語で話さない理由は?」
末尾ルコ「スポーツ観戦で、知性と感性を鍛えるレッスン」
2016年8月8日(日本時間)、フロリダ マーリンズのイチローがMLB3000本安打を達成した。
この偉業についてここでどうこう語る必要なはないだろうが、2014,2015年の状態を思い起こせばより深い感慨がこみ上げてくる。
2015年シーズン終了の段階で、大方のファンは(イチローは終わった)と感じただろうし、わたしもそうだった。
そこからの「復活」は数多いイチローの異形の中でも特筆されるべき一つに違いない。
3000本安打達成の日、米国の記事をいくつか見ている中で、読者のコメント欄に「なぜいまだにイチローは英語を喋らないんだ?」という書き込みが少なからず見られた。
イチローは英語を喋れないわけではなく、「より正確に表現できる日本語」をインタヴューなどでチョイスしているのだけれど、当然それを知らない米国人も多い。
しかしこの「英語」に対するスタンスも実に「イチローらしい」もので、また後日じっくり書いてみたい。
・・・・・・
わたしはかつて熱心な広島カープファンふぁったが、ひとことで言うと、マスメディアの野球報道のあまりの愚劣さに、野球自体に興味を無くして観なくなった。
しかしMLBへ渡った野茂英雄、そしてイチローだけは別だった。
思えば野茂英雄とイチローには共通点がある。
日本メディアとの折り合いが悪く、旧態依然とした「日本野球界」の水にも馴染まない。
※ポイント
これは「日本批判」ではなく、「日本の悪いところ批判」である。
このポイントは重大であるから、適宜しっかり説明していこう。
で、イチローがシアトル・マリナーズに入団し、「衝撃」としか表現できない一年目、わたしは熱狂した。
そしてジョージ・スシラーの年間安打記録を打ち破るまで、イチローの夢のようなスーパースターぶりは留まるところを知らなかった。
その後、徐々にシアトル・マリナーズ選手たちによる「イチロー襲撃計画」といった、冗談のような報道も聞こえてきて、イチローがチーム内で浮いた存在となっているのは確実だと認識するようになった。
・・・イチローに関してはなかなか短い文章で語り尽くせはしないので、大きなテーマの一つとしてじっくり取り組みたいのだけれど、
そう、「イチローと英語」について触れておけなばならないですね。
「なぜいまだに英語でインタヴューを受けないか?」
こう感じている米国人はまだまだ多いわけだが、イチローは英語ができないわけではない。
イチローの
「完璧主義」
「誠実さ」
「正直さ」
「照れ」
・・・・・・
こうした性格が渾然一体となり、「日本語でのインタヴュー」となっていると思うのだが、まあ「イチロー美学」、適宜やっていきます。
●原稿依頼などは、気軽にサイドバーのアドレスへご連絡を!
「スポーツ観戦で、知性と感性を鍛えるレッスン」
イチローがMLB3000本安打を達成した。わたしは8月10日に次の文章をアップした。
末尾ルコ「3000本安打達成のイチローが英語で話さない理由は?」
末尾ルコ「スポーツ観戦で、知性と感性を鍛えるレッスン」
2016年8月8日(日本時間)、フロリダ マーリンズのイチローがMLB3000本安打を達成した。
この偉業についてここでどうこう語る必要なはないだろうが、2014,2015年の状態を思い起こせばより深い感慨がこみ上げてくる。
2015年シーズン終了の段階で、大方のファンは(イチローは終わった)と感じただろうし、わたしもそうだった。
そこからの「復活」は数多いイチローの異形の中でも特筆されるべき一つに違いない。
3000本安打達成の日、米国の記事をいくつか見ている中で、読者のコメント欄に「なぜいまだにイチローは英語を喋らないんだ?」という書き込みが少なからず見られた。
イチローは英語を喋れないわけではなく、「より正確に表現できる日本語」をインタヴューなどでチョイスしているのだけれど、当然それを知らない米国人も多い。
しかしこの「英語」に対するスタンスも実に「イチローらしい」もので、また後日じっくり書いてみたい。
・・・・・・
わたしはかつて熱心な広島カープファンふぁったが、ひとことで言うと、マスメディアの野球報道のあまりの愚劣さに、野球自体に興味を無くして観なくなった。
しかしMLBへ渡った野茂英雄、そしてイチローだけは別だった。
思えば野茂英雄とイチローには共通点がある。
日本メディアとの折り合いが悪く、旧態依然とした「日本野球界」の水にも馴染まない。
※ポイント
これは「日本批判」ではなく、「日本の悪いところ批判」である。
このポイントは重大であるから、適宜しっかり説明していこう。
で、イチローがシアトル・マリナーズに入団し、「衝撃」としか表現できない一年目、わたしは熱狂した。
そしてジョージ・スシラーの年間安打記録を打ち破るまで、イチローの夢のようなスーパースターぶりは留まるところを知らなかった。
その後、徐々にシアトル・マリナーズ選手たちによる「イチロー襲撃計画」といった、冗談のような報道も聞こえてきて、イチローがチーム内で浮いた存在となっているのは確実だと認識するようになった。
・・・イチローに関してはなかなか短い文章で語り尽くせはしないので、大きなテーマの一つとしてじっくり取り組みたいのだけれど、
そう、「イチローと英語」について触れておけなばならないですね。
「なぜいまだに英語でインタヴューを受けないか?」
こう感じている米国人はまだまだ多いわけだが、イチローは英語ができないわけではない。
イチローの
「完璧主義」
「誠実さ」
「正直さ」
「照れ」
・・・・・・
こうした性格が渾然一体となり、「日本語でのインタヴュー」となっていると思うのだが、まあ「イチロー美学」、適宜やっていきます。
●原稿依頼などは、気軽にサイドバーのアドレスへご連絡を!
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