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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ『ラブストーリーズ コナーの涙』『ラブストーリーズ エリナーの愛情』のジェシカ・チャステインの顔。2017年6月21日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ『ラブストーリーズ コナーの涙』『ラブストーリーズ エリナーの愛情』のジェシカ・チャステインの顔。

末尾ルコ「映画俳優演技論」&「真の恋愛講座」

ジェシカ・チャステインという女優の顔は優れて美的であると同時に、特に日本人から見ると、彫りが深過ぎて「怖い顔」と感じることが多かろう。
しかし「美しい顔」である。
「怖い」くらいの顔立ちだからこそ、「ゼロ・ダーク・サーティ」でウサマ・ビン・ラディンを追い詰める役を演じられたのだとも言える。
いかにハリウッドと言え、ウサマ・ビン・ラディンを追い詰めるエージェントを演じられそうな女優が何人いるだろう。
そんなジェシカ・チャステインが「愛の物語」を奏でたのが『ラブストーリーズ コナーの涙』『ラブストーリーズ エリナーの愛情』。
夫役が、ジェームズ・マカボイで、ビオラ・デイビスも出演しているが、豪華なのがジェシカ・チャステインの両親を演じている二人。
父役がウィリアム・ハートなのも凄いが、母役が何とイザベル・ユペールだ。
実は主演二人以外のキャストを知らすに観始めて、いきなりイザベル・ユペールが現れた時は腰が抜けそうになった。
「世界の女優たちの憧れの的」と言って過言ではないユペール出演が実現したのは、ジェシカ・チャステインや監督ネッド・ベンソンとの信頼関係ではないかと想像する。
脚本もネッド・ベンソンであり、チャステインもベンソンも無名だった時代、ベンソンの短編を観たチャステインが、「あなたの作品へ出たい」と直訴したという。
この「熱」が「映画の熱」を上昇させる。

※ここで大切なことを書いておこう。
恋愛映画も観ない、恋愛小説も読まないような男が(恋愛したい)なんて考えてもダメです!

(つづく)

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コメント 2

hana2017

ジェシカ・チャステインという女優さんはおろか、イザベル・ユペールの映画も全く観た記憶がありません。
父親役のウィリアム・ハートは好きな俳優の一人として・・・白いドレスの女、目撃者、ゴーリキー・パーク、 蜘蛛女のキス、愛は静けさの中に・・・と80年代に公開された映画はほぼ観ております。
特に、ブロードキャスト・ニュース、偶然の旅行者、ドクター、スモーク等の役柄は好きでした。
ジェーン・エア辺りまではイケてる役であったものが、容姿の衰えゆえ、出演作が変わってしまうのは女優だけに限らなくて。また年齢で役柄が限られてしまったのも仕方のない事。
今はちょうど中途半端な年なのかもしれません。
しかしそう思うと、ルコさんのR・デニローロの偉大さが理解できる気がします。


by hana2017 (2017-06-21 16:44) 

hana2017

今日からはじまるフランス映画祭、そのオープニング作品の主演。
そして映画祭団長として来日したカトリーヌ・ドヌーヴのインタビューを見たばかりです。
国民的大女優としての自信に溢れた態度、知性と存在感。どちらかと言えばブッキラボウな印象ながら、会話の最後に少し見せた笑顔に気遣いがかいま見えました。

上映作品には、イザベル・ユペールの「エル」。予告編からして期待させます。ポール・ヴァーホーヴェン監督ですからね(^^;
イザベル・ユペールが演じてきた役柄について語ると言う企画も、是枝裕和監督が聞き手となるそう。
by hana2017 (2017-06-22 15:43) 

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