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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「UFC202、戦慄のアンソニー・ジョンソンのパンチ、時計を見るコナー・マグレガー」。2017年7月9日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「UFC202、戦慄のアンソニー・ジョンソンのパンチ、時計を見るコナー・マグレガー」

末尾ルコ「格闘技で知性と感性を鍛えるレッスン」

UFC202がおもしろかった。
WOWOWの生中継が終了した後、日本での放送がニコ生やらFOXやら、そしてDAZNとか、いろいろ変わって複雑怪奇で、しかもスーパースターとして君臨したロンダ・ラウジーはホーリー・ホルムに敗退後ずっと登場せず、さらに記念大会であるUFC200がパッとしなかったので、(どうかなあ~)と思っていたけれど、やはりUFC、おもしろい時は抜群におもしろい!(すごく当たり前だが ふふふ) 
UFC202はメインカード総てがおもしろく、特にセミファイナルとメインイベントどちらも極めてインパクトある試合となった。
セミのライトへヴィー級アンソニー・ジョンソンVSグローバー・テイシエラ。
アンソニー・ジョンソンの驚異のパンチ力、凄まじい決定力は分かっていたけれど、グローバー・テイシエラも名の知れた強豪の一人だ、なかなか力の入った好試合となるだろう。
と、大概のファンは予想しただろうがあにはからんや、20秒とかからずにジョンソンのアッパーがテイシエラの顎を捉える。
アンソニー・ジョンソンのパンチのクリーンヒットに耐えられるファイターは地球上に存在しないだろう。
腰から崩れるテイシエラ。
強豪の一人だっただけに、(あのテイシエラが!)というインパクトは抜群だ。

そしてメイン。
ウエルター級でのネイト・ディアズVSコナー・マグレガー。
フェザー級が適正体重のマグレガーは、現在MMA界最高のスターだが、前回はディアズに逆転負けを喰らっている。
今回も体格差は明らかだが、驚くほど的確なパンチがディアズの顔面を捉え、アッという間に顔面を血に染める。
しかしマグレガーのパンチはアンソニー・ジョンソンのパンチではなく、ディアズに大きなダメージを与えられない。
そして徐々に対格差に圧され、5ラウンドには何度も時計を見るという本来ならファイターとして恥ずべき行為をしてします。
結果的にマグレガーの判定勝ちとなったけれど、長丁場の試合でファイターの「人間」が浮き出たという意味で、とても興味深かった。

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