〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「素晴らしい!堤真一、NHK大河『西郷(せご)どん』の主演を断る!」2017年7月23日 [「言葉」による革命]
●末尾ルコ「素晴らしい!堤真一、NHK大河『西郷(せご)どん』の主演を断る!」
末尾ルコ「映画俳優演技論」
最初に書いておくけれど(けっこうしょっちゅうかいているが)、わたしは別に「NHK大河がすべてダメとか、朝ドラマがすべてダメ」とか言っているわけではない。
簡単に言えば、
「このようなドラマの存在意義は認めるけれど、別に〈最高のもの〉ではまったくないのだよ」と主張しているだけだ。
なのに「大河主演が日本の俳優として頂点」のような捉え方がかなりあるのが現実だ。
「映像作品クオリティ」の観点からすれば、言うまでもなく、大河ドラマは「中の中」から「中の下」クラスだ。
ちなみにそれでもかつての大河よりはレベルは上がっている。
「かつての大河」の映像は
あまりに貧しかった。
安手のバラエティ番組のようなセット、一切陰翳や色彩が考慮されないカメラ・・・。
シナリオ云々以前に、わたしはそんな画面の中にいる「一流俳優」たちを観たくないのだ。
当時と比べると、近年映像は格段によくなってはいる。
しかし基本的に「誰にでも分かりやすい」という作りなので、一から十まで説明的な台詞や演出が標準であって、こうしたドラマに慣れてしまえば、一級の映画監督による洗練された演出や一級の脚本家による洗練された台詞が理解できなくなってしまうし、現に多くの日本人がそうなっている。
しかもそれを、「俳優としてのキャリアの頂点」と認識している人が多いというのでは、何をかいわんやなのだ。
●原稿依頼などは、気軽にサイドバーのアドレスへご連絡を!
末尾ルコ「映画俳優演技論」
最初に書いておくけれど(けっこうしょっちゅうかいているが)、わたしは別に「NHK大河がすべてダメとか、朝ドラマがすべてダメ」とか言っているわけではない。
簡単に言えば、
「このようなドラマの存在意義は認めるけれど、別に〈最高のもの〉ではまったくないのだよ」と主張しているだけだ。
なのに「大河主演が日本の俳優として頂点」のような捉え方がかなりあるのが現実だ。
「映像作品クオリティ」の観点からすれば、言うまでもなく、大河ドラマは「中の中」から「中の下」クラスだ。
ちなみにそれでもかつての大河よりはレベルは上がっている。
「かつての大河」の映像は
あまりに貧しかった。
安手のバラエティ番組のようなセット、一切陰翳や色彩が考慮されないカメラ・・・。
シナリオ云々以前に、わたしはそんな画面の中にいる「一流俳優」たちを観たくないのだ。
当時と比べると、近年映像は格段によくなってはいる。
しかし基本的に「誰にでも分かりやすい」という作りなので、一から十まで説明的な台詞や演出が標準であって、こうしたドラマに慣れてしまえば、一級の映画監督による洗練された演出や一級の脚本家による洗練された台詞が理解できなくなってしまうし、現に多くの日本人がそうなっている。
しかもそれを、「俳優としてのキャリアの頂点」と認識している人が多いというのでは、何をかいわんやなのだ。
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