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●取って付けたような「癒し」は心底きつい・・・映画『きみはいい子』の場合。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

『きみはいい子』という映画があって、監督は呉美保で、原作が中脇初枝と、この作家は高知県出身なのだが、わたしは一冊も読んだことがない。
しかし呉美保は、綾野剛、池脇千鶴をはじめ、見事な俳優のアンサンブルを創り上げた、『そこのみにて光輝く』が、陰鬱ながらも素晴らしい出来栄えだったし、『きみはいい子』も、
高良健吾、尾野真千子、池脇千鶴、高橋和也など期待させてくれる俳優陣だったので、(間違いなかろう)と観始めたのだが・・・。
確かに前半は、「子どもへの暴力」「学級崩壊寸前」など、期待に違わぬリアルな描写に満足して鑑賞していたけれど、後半30分くらいから、(わたしとしては)驚愕の展開で、もうがっくり。

癒し
癒し
癒し
癒し
嗚呼、
癒し
・・・・・・

いや、ホント、「癒し」だの「感動」だのを軽々に押し売りされたら、キツイわ、これは。

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