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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「カンヌパルムドール ケン・ローチの『ジミー、野を駆ける伝説』の力。2017年9月5日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「カンヌパルムドール ケン・ローチの『ジミー、野を駆ける伝説』の力。

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

ケン・ローチ監督は多作で、必ずしもすべての作品を鑑賞しているわけではない。
しかも「有名俳優は使わない」が原則のケン・ローチ。
映画鑑賞の際の大きな愉しみの一つが、「スター俳優の鑑賞」であるわたしにとって、時に疎遠になってしまうのがケン・ローチという映画監督でもあるわけだ。
しかし同時に、「鑑賞しさえすればまず相応の満足が得られる」のも「さすがはケン・ローチ」なところであるのは言うまでもない。

『ジミー、野を駆ける伝説』もとてもおもしろかった。
そして力を与えてくれた。
1930年代のアイルランド。
ジミー・グラルトン(Jimmy Gralton)という男がいた。
内戦後10年後のアイルランド。
地域の人々の信頼厚い活動家であり、しかし国を追われNYでの生活を余儀なくされていたジミーは再び人々のための「ホール」を造る。
ジミーの「ホール」で人々は踊り、絵を描き、本を読み、ボクシングをし、そして語り合う。
しかしその「自由」を危険視する者たちがいた。

「戦うこと」とはどういうことか?
「自由」とはどういうことか?

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