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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「2016年キネマ旬報主演男優賞 柳楽優弥のオーラを映画で目撃せよ!」。2017年12月4日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「2016年キネマ旬報主演男優賞 柳楽優弥のオーラを映画で目撃せよ!」

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

2016年 第90回キネマ旬報ベスト・テンの部門賞として発表される個人賞は次の通りでした。

主演女優賞 宮沢りえ
主演男優賞 柳楽優弥
助演女優賞 杉咲花
助演男優賞 竹原ピストル
新人女優賞 小松菜奈
新人男優賞 村上虹郎
監督賞 片渕須直
脚本賞 庵野秀明
外国映画監督賞 クリント・イーストウッド

このところの日本映画界を代表する女優の一人が宮沢りえで、『紙の月』に続いて主演女優賞受賞。
映画出演自体はさほどの多さでないことを考えれば、「受賞確率」が非常に高い。
それだけの力があり、それだけ作品を選んでおり、さらに言えば、「選べる立場を確立している」ということです。
他にも深津絵里などがその立場にいるわけで、つまりこれら俳優たちが出演する作品は「当たり」の確率もグッと高くなるわけです。
そのような俳優たちはもう滅多にテレビドラマには出なくなるので、

「日本で最高のものを観たいのなら、お金を払って映画で」

ということになります。

柳楽優弥は宮沢りえとは違った意味で、「現在最高の日本映画俳優」の一人です。
この人などは若いけれど、幾多の人間的試練を乗り越えて他にはないオーラを纏うようになった貴重な存在です。
テレビドラマにもちょいちょい出演するけれど、

「柳楽優弥は映画です」

映画の柳楽優弥を観逃がさぬように!

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hana2017

「湯を沸かすほどの熱い愛」はつい先日観たばかりでした。
亡くなる直前の姿は確かにリアルで辛いものがありました。
私生活での出産や、親の死を経験し・・・人の生き死にの凄まじさを実際に経験したからもあるかと思います。
オダギリジョーは脇役もいいところで、他には子供二人が良かったです。
また観ていたら「たそがれ清兵衛」での好演も思い出されました。
ラストの岸恵子の出演シーンも効果的でしたし・・・。
山田洋次が続けて撮った藤沢周平の原作小説を基にした「隠し剣 鬼の爪」も松たか子、小澤征悦、高島礼子・・・とヒカルものがあったのに、ストーリーの類似性で損な気がします。
柳楽優弥の魅力はまだ理解していません。
「紙の月」での 池松壮亮の演技には、魅力が見えませんでした。
by hana2017 (2017-12-04 15:58) 

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