SSブログ

〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「『タクシードライバー』は鑑賞者を真っ二つにぶった切る」。2017年12月19日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「『タクシードライバー』は鑑賞者を真っ二つにぶった切る」

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

『タクシードライバー』は最も繰り返し鑑賞している映画の一つです。
もう何回観たか分からないくらいだし、今後も間違いなく繰り返し観る。
2017年1月にもBSで放送していたから観たのだけれど、すべて観るつもりはなかったのに、観始めると止まらない。
これが『タクシードライバー』の持つ力ですね。
その時にあらためて驚いたのは、『タクシードライバー』の持つシンプルにして強固な構造です。
主役の「トラヴィス=ロバート・デ・ニーロ」を通して描かれるベトナム戦争帰りの男の心理と病んだ米国社会。
ロバート・デ・ニーロがほぼすべての画面を支配し、直線的に進行するストーリーが鑑賞者の精神の熱をどんどん上げていく。
大上段から相手をぶった切るようなとてつもない力を持った作品だとあらためて驚愕した次第。

●原稿依頼などは、気軽にサイドバーのアドレスへご連絡を!

nice!(10)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 10

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0