SSブログ

〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「『ナイトクローラー』を演ずるジェイク・ジレンホールの目」&『きことわ』と『ブリタニキュス』。2017年12月24日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「『ナイトクローラー』を演ずるジェイク・ジレンホールの目」&『きことわ』と『ブリタニキュス』。

末尾ルコ「映画と読書で知性と感性を鍛えるレッスン」

冬の某日。
それは夜のこと。
仮眠の後ふと目覚め、枕元に置いてあった薄い文庫本を手に取り、それはジャン・ラシーヌの『ブリタニキュス』であり、何ページか読んだ。
さらにそのそばに置いていたまたしても薄い文庫本、それは朝吹真理子の『きことわ』であり、何ページか読んだ。
10分ほどだけれど、とてもいい時間だつた。
こんな時間の使い方もある。
10分が10分で亡くなる。

『ナイトクローラー』のジェイク・ジレンホール。
いつも以上に目が凄い。
気色悪いくらい凄い。
ふと『狼たちの午後』くらいのアル・パチーノを思い出すけれど、全然違いもする。
気色悪いほどの目。
普段より殺げている頬。
夜に蠢く卑劣なパパラッチどもに相応しい外見だ。
ジェイク・ジレンホールの演ずるパパラッチは良心なんぞ一切持ち合わせないし、一向に芽生えもしない。
しかしこれはパパラッチの世界だけでなく、一般の仕事の人間にもいる、良心なんぞ一切持ち合わせてない手合い。


●原稿依頼などは、気軽にサイドバーのアドレスへご連絡を!


nice!(7)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 7

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0