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●この少年は一体何をしているのか?~ナチュラルな土佐弁講座付。 [「言葉」による革命]

●この少年は一体何をしているのか?~ナチュラルな土佐弁講座付。

末尾ルコ「プロレスで知性と感性を鍛えるレッスン」

おりゃ!うりゃ!!
むがあああ。

この少年は一体何をしているのか?
枕を思いっ切り握ったり、布団に肘を落としたり、あるいは勉強机から重ねた布団に膝を落下させる、しかも飛び立つ前に派手なアピールをしている、もちろん部屋には少年しかいないのに。
この少年は一体誰だ?

あ、中学時代、プロレス特訓中のおれじゃねえか!
そうなんです、コーナーポスト最上段へ立って観客へのアピール。
憧れだったのです。
まあテレビで試合を観ながら、(早く、技を出せよ!)と思うこともしばしばではあったが。
プロレスをなめてた連中がすぐに言うもんでね、

「ニードロップとか、避けたらいいじゃかや(←ナチュラルな土佐弁。「高知家CM」の広末涼子の土佐弁は、現代ではナチュラルではない)」

なんてことを。
そんなこと言ってプロレスをディスる奴らに対し、当時のわたしは、

「アホウ、それまでどっぱあ技食ろうてダメージがあると思うちゅうがな!」
 ↓
(標準語&丁寧語訳)
「馬鹿だなあ、それまでどれだけの技をいただいてダメージを被っているとお考えですか!」

などと苦しい反撃を試みていたものだ。

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いっぷく

他の戦うスポーツは、いかにして相手に攻めさせないかが大事ですが、プロレスは、いかに相手の攻撃を受けるかが大事なんで、その180度の違いがわからないと、話は平行線ですね。
ロープにとばされて戻ってくるのもそうですし、場外のプランチャは、どう見ても相手が受け止めようとして手を出して待ってるし。
あとは、レフェリーはどうしてシンのサーベルを許すんだとか、凶器のチェックが甘いといったこともそうでしょうね。
それはすべて、受け止めてかつ最後に仕留める真の強さのために、もしくは受けてのたうちまわって凄さを見せるために必要な場面なんですよね。
昔、豊登がルーク・グラハムの急所打ち攻撃に対抗するために、股間にカップを入れて失笑を買ったという話がありますが、ガチは強いと言われている豊登も結局プロレスがわかってなかったんだなと思いました。
その点、坂口征二やサンダー杉山は、いつもまともに急所打ちを受け、獣のような唸り声をあげて悶絶していましたが、それによって痛みが観客にも伝わりヒートアップしたものです。

私は時代劇は、萬屋錦之介の娯楽時代劇が好きだったのですが、それ以外にも70年代の最盛期にはドラマで週に16~7本作られていました。それが、プロレス中継とリンクするように地上波からは消えてしまいました。
いろいろ事情はあるのでしょうが、時代劇は、歩き方とかチャンバラシーンとか、芝居がいろいろむずかしいので、レスラー同様、力量というか説得力のある演者がいなくなってしまったのかもしれませんね。
by いっぷく (2017-02-22 02:07) 

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