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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ『あの日 あの時 愛の記憶』という、命懸けの恋と人生を描いた美しい映画・・・それをフラグメントとして。2018年1月18日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ『あの日 あの時 愛の記憶』という、命懸けの恋と人生を描いた美しい映画・・・それをフラグメントとして。

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

『あの日 あの時 愛の記憶』の美。

淡い光。
ポーランド的、あるいは東ヨーロッパ的淡い光。
その光の中に在る恐怖。
だからこそ極限の美を感じることができる。
窓ガラス越しの女の顔。
ガラス越しの顔の、何と映画的なことか。
ハンナ・ジルベルシュタインを演じるのは アリス・ドワイヤー。
その顔。
美しい。
森の中の逃走。
欧州の深い森を男と女が、女と男が逃走する。
恐怖から逃げるために、愛を恐怖から守るために、二人手を取り合いながら、走る、逃げる。
実話であろうがなかろうが、これが映画である。
そして森の中の
森の中の愛のシーン。
愛の行為。
何と映画なのだろう。
何とヨーロッパなのだろう。
何と欧州なのだろう。

恐怖
緊張
スリル

愛と官能と
幸福

それが、『あの日 あの時 愛の記憶』という映画。

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コメント 1

hana2018

逃走中と言うのに・・・森の中で交わすラブシーン。
あれをもし、日本人が演じたら…と思うと、生々し過ぎて恥ずかしいです。
それでなくても、そんな事していたら捕まってしまうって、ドキドキでしたが・・・しかし、だからこそ「映画」で描かれるべきシーンであった!
読んで改めて、納得しました。
by hana2018 (2018-01-18 22:19) 

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