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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「映画を知らないあなたにお薦め!たったの60分強で映画の魅惑が、マノエル・ド・オリヴェイラ監督の『ブロンド少女は過激に美しく』。2018年3月1日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画を知らないあなたにお薦め!たったの60分強で映画の魅惑が、マノエル・ド・オリヴェイラ監督の『ブロンド少女は過激に美しく』

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

100歳を超えるまで映画を撮り続けたポルトガルのマノエル・ド・オリヴェイラ監督の『ブロンド少女は過激に美しく (Singularidades de uma Rapariga Loura)』は60分少々の短い作品だ。
60分少々の中に映画の旨みがたっぷり詰まった作品だとも言える。
一人の男が一人の少女に恋をする。
その少女と結ばれるために男はいろいろな努力をする。
ところが・・・という話。
エッサ・デ・ケイロスの短編小説『ある金髪女の奇行』を原作とした作品だ。
舞台となったリスボンの雰囲気がとてもいい。
そしてタイトルともなっている「ブロンド少女」ルイザを演じるカタリナ・ヴァレンシュタインがストーリーのイメージとピッタリで、馬鹿馬鹿しくも魅惑的だ。
わたしにとっては「とてもいかした映画」の一本。
日本では余程の映画ファンでもなければマノエル・デ・オリヴェイラ監督の作品など観ないだろうが、『ブロンド少女は過激に美しく』はなにせ60分少々と観やすい。
一本でもマノエル・デ・オリヴェイラの映画を鑑賞していれば、あなたの人生はちと変わりますよ。

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hana2018

リスボって、スペイン?ポルトガル?からはじまって・・・
ポルトガル映画監督でググってみたら、トップに名前のあがったマノエル・デ・オリヴェイラ。
紹介された映画は、最晩年の100歳前後に撮られた作品のよう。
スペインのペドロ・アルモドバル 監督作品は数本観た記憶がありますけれど、ポルトガルは色々な意味でもって遠い存在ですね。
・・・にも関わらず、数百年前に命懸けて東洋の端にある我が国までやってきていた、宣教師や商人たちの行動力には改めて感嘆してしまいます。
by hana2018 (2018-03-01 13:14) 

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