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●スキタイの黄金装飾品あるいは『物語 ウクライナの歴史』。 [「言葉」による革命]

●スキタイの黄金装飾品あるいは『物語 ウクライナの歴史』。

末尾ルコ「読書と歴史の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

『物語 ウクライナの歴史』(黒川祐次著・中公新書)はスキタイの興亡から始まる。スキタイは匈奴と同一の民族であるともされるが、その黄金を重用した装飾品の美しさ、レベルの高さがスキタイに対する興味を大きく引き上げる。
ウクライナと匈奴がイメージの中で繋がることは余程彼の地の歴史に詳しくない限り、まずあり得ない。
そしてウクライナと言えば、ヴァツラフ・ニジンスキーからスヴェトラーナ・ザハロワまで、バレエ史に大書されるダンサーを輩出した地域として、バレエを愛するファンには馴染み深い国でもある。
映画『ひまわり』でひまわりの咲き誇る余りに高名なシーンもウクライナ地域で撮影されている。
かつて「総合格闘技史上最強」の名をほしいままにしたエメリヤーエンコ・ヒョードルもウクライナの出身であることを付け加えておいてもいい。

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