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●黒い!『神田カレーグランプリ 100時間カレーB&R 欧風ビーフカレー お店の中辛』の感想、そしてその材料は? [「言葉」による革命]

●黒い!『神田カレーグランプリ 100時間カレーB&R 欧風ビーフカレー お店の中辛』の感想、そしてその材料は?

末尾ルコ「食の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

月に何度か「レトルトカレーの日」を無も受けていて、まあそれはカレーに限らず「レトルトをご飯にかける食べ物」なのだけれど、その目的は「楽できる」こともあるが、それ以上に(これはどんな味だろう)という好奇心が原動力となっている。
グリーンカレーとかレッドカレーとか、自分ではなかなか作らないし、今は多種多様なご当地カレーも出ているわけであるし。
しかしレトルトカレーに「こりゃ、死ぬほど旨いぜ!」とまでの味を期待してはならないのは当然であるが、ならば購入価格帯もある程度は設定すべきであり(←個人的考えです)、わたしの場合は「300円前後」としてある。
経済的余裕のある時期であれば、「500円前後」を買わなくもないが、例えばレトルトカレー、値段が高いからといって、相応の味が期待できるとも思えないが、いかがなものだろう。

この度食したレトルトカレーが、S&Bの『神田カレーグランプリ 100時間カレーB&R 欧風ビーフカレー お店の中辛』であるほどに。
『神田カレーグランプリ』シリーズは既に、『欧風カレーボンディ チーズカレー お店の中辛』『神田カレーグランプリ マンダラ サグチキンカレー お店の中辛』にチャレンジしており、いずれもなかなか美味しかったのである。

『神田カレーグランプリ 100時間カレーB&R 欧風ビーフカレー お店の中辛』は、S&Bのサイトによれば、


「第4回、第6回優勝店100時間カレーB&Rの素材のおいしさを濃縮したビーフカレー。すべての工程にこだわり、100時間以上かけて作りあげたお店の味わいを再現した濃厚で風味豊かな一皿をお楽しみください。」

だということ。
ふ~ん、「100時間以上」ねえ。
わたしも家でカレーを作る時は、市販のルーを使用してはいるけれど、少なくとも1日半前から作り始めている。
食事の直前に作っても、具材がルーに馴染まないでしょう。

さて『神田カレーグランプリ 100時間カレーB&R 欧風ビーフカレー お店の中辛』。
レトルトを温め、ご飯にかけると一見して

「黒い!」

黒いカレーを見るとどうしても、『包丁人味平』の「ブラックカレー」を思い出すのだが、ヘンなもの入ってないよね。
ということで、またまたS&Bのサイトをチェック。
次のような材料が挙げられていた。

「ソテー・ド・オニオン、ハーブ煮込み牛肉(牛肉、食塩、香辛料、デキストリン)、食用油脂(牛脂、豚脂)、トマトケチャップ、小麦粉、カレー粉、マンゴーチャツネ、トマトペースト、チャツネ、ビーフエキス、ポークエキス、リンゴペースト、フォン・ド・ボーソース、食塩、赤ワイン、砂糖、フライドオニオンペースト、乳糖、野菜・果実(バナナ、セロリ、人参)、加工油脂(なたね油、大豆油、食塩)、カカオマス、いかすみペースト、チキンブイヨン、ソースパウダー、香辛料、脱脂粉乳、ぶどう糖、たん白加水分解物(いわし、かつお)/着色料(カラメル、カロチン)、増粘剤(加工デンプン)、調味料(アミノ酸等)、酸味料、香料、香辛料抽出物、甘味料(ステビア)、(一部に小麦・乳成分・いか・牛肉・大豆・鶏肉・バナナ・豚肉・りんごを含む)」

おりょ~!
「いかすみペースト」が入っているじゃないか!
ふ~む、「いかすみペースト」で黒いのか。
もちろんそれだけではないのだろうが。

で、味の方はと言えば、美味しかったです。
はい。
確かにコクがあり、辛くないけれど、適度な味わいに仕上がっている。
じっくりゆっくり食べたくなるようなお味の『神田カレーグランプリ 100時間カレーB&R 欧風ビーフカレー お店の中辛』だったのであるほどに。

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いっぷく

値付けの根拠といいますか、内訳が大事ですよね。たとえば、ナンノナニガシ監修のナントカカレーというと、監修代が入るので、500円としても、それがまるごとカレー代ではないですし、高い材料でも、おいしさにつながるとも限りませんしね。
どうも私は、2002年のBSE騒動がトラウマとなってしまい、あれからもう15年もたつのに、牛肉と牛脂がせいいっぱいで、ビーフエキスにはいまだにビクビクしています。レトルトでは、中村屋とS&Bぐらいなんですよね。ビーフエキスを使わない商品を出しているのは。レトルトの元祖のボンカレーは、必ず入ってますからね。これで選択肢を狭めちゃってますね。そのへんは割り切って買われていますか。
まあそれを抜きにしても、中村屋のチキンカレーと野菜カレーは好みで、それ一択というほどではありませんが、もっともよく購入する商品です。お店の味に近いし、値段は300円台ですが、私としてはそれで金額も心も結構贅沢ですね。
本当はブログで、全国のご当地レトルトカレーのレビューでもやりたいところで、いったんは北海道を2商品と金沢のゴーゴーカレーは記事にしましたが、お値段結構するものが多いので、どうしたものかと中断しています。

『包丁人味平』の「ブラックカレー」ですか。鼻田香作ですね。カレーといえば、労働者に「うまい」と言わせるカレーを作るところ、私が『包丁人味平』に惹き込まれるきっかけとなったところです。正解は「味を濃くする」という話ですね。ああなるほどと思いました。お吸い物の評価が、汗が入ったからいい塩梅というのは、現実としては意外にありそうですがあったらいやですけど。
思えば料理漫画なのに、肝心の料理の絵はあまりきれいではありませんでしたね。味の表現についても意味不明の形容詞ではなく美味いかまずいだけ。逆に、そのシンプルさが表現で逃げないリアリティを感じました。

画像で検索すると、有象無象の芸人たちが由紀さおりに膝枕したり、しなだれかかったりしてますね。一瞬でも自分と所帯を持つことを夢想した相手がそんなことをしているのは、妻帯者となった今でも多少動揺してしまいますが(笑)由紀さおりは一人の男のものにならない、ということなのかもしれませんね。
by いっぷく (2017-11-23 02:45) 

lequiche

先日、神田古本まつりに行ったとき、
カレーグランプリのパンフレットをもらいました。
これによると100時間カレーというのは
第4回、第6回優勝となっています。
グランプリ決定戦で優勝したカレーが
レトルト商品化されているみたいですね。
決定戦そのものは2日かけて開催されていますので
来年は行ってみたいです。
でもすごい混雑かもしれないですが。(^^)
by lequiche (2017-11-23 19:24) 

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