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●2018年全豪オープンテニス、大坂なおみ、4回戦進出!&シモナ・ハレプVSローレン・デイヴィスの死闘~「女子テニス(WTA)放送をもっと増やそう運動」その12 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「テニスの話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

わたしは優秀なプロテニス選手すべてが好きだが、「特に応援している女子プレイヤー」となると、次の4人である。

エレナ・オスタペンコ(ラトヴィア)
シモナ・ハレプ(ルーマニア)
大坂なおみ(日本)
マリア・シャラポワ(ロシア)

シモナ・ハレプは現時点で女子テニス世界ランキング1位。
170cm後半から180m代が普通になってきた女子テニス界で、170足らずで常に上位ランキングを維持し、昨年後半遂にルーマニア人としては史上初の世界1位を獲得した大スターの一人だ。

シモナ・ハレプは猛烈なスピードのサービスやショットで決めるタイプではなく、驚異的なフットワークと超ハイレベルでバランスの取れたインサイドワークで相手を追い詰めていくテニスを得意としており、それが長時間の名勝負を生む大きな要因となっている。
そしてそれが、「ハレプの試合はおもしろい!」と人気にも繋がっている。

それにしても2018年全豪オープン3回戦のハレプVSローラン・デイヴィスは凄まじ過ぎた。
女子は3セットマッチで通常1時間半前後で決着がつくことが多いが、何と3時間45分に渡って延々と試合が続いた。
途中、トリプルのマッチポイントを奪われて万事休すかと思いきや、粘り強く踏みとどまり、遂に勝利を手にした時は、観客は総立ちである。

このシモナ・ハレプと4回戦(日本時間22日)を戦うのが日本の大坂なおみで、わたしとしてはこの2人は少なくとも準決勝くらいで激突してほしい悩ましいカードだ。
今大会の大坂なおみは、(遂に才能が覚醒し始めたか!)と思わしてくれる圧倒的な強さで2回戦、3回戦と、ビッグネームのシード勢をなぎ倒してきた。
190キロを超える弾丸サービスで観客の度肝を抜くだけでなく、そのほかのプレイも安定してきたのであるが、海外のメディアでも大きく取り沙汰されているのがそのスター性、そしてスピーチの自然なおもしろさである。

わたしはいろいろな意味で、

「大坂なおみは日本スポーツ史上飛び抜けた、世界のスーパースターになる可能性がある」

と、こうした姿を見ながら、ますます確信するのである。
いまだに「大坂なおみなんて、日本人と認められないモン」的幼稚コメントもネットでは散見されるが、そういう手合いは論外であり、まだ大坂なおみの魅力を知らない方はぜひ次の記事と動画をチェックしてみていただきたい。(Yahooニュースの記事はある程度の期間の後はたいがい削除されるので、「お早めに」)

・・・・・・

大坂なおみ、試合後の“粋な第一声”に海外称賛「タレントとカリスマがある」(https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180120-00010008-theanswer-spo

大坂なおみのインタビューが世界中で話題 米紙「痛快なまでに謙虚」(https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180121-00010006-theanswer-spo

Ashleigh Barty v Naomi Osaka match highlights (3R) | Australian Open 2018(https://www.youtube.com/watch?v=qM5bUWAzZnM

Naomi Osaka on court interview (3R) | Australian Open 2018(https://www.youtube.com/watch?v=aK7dd0lz9Gg

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いっぷく

大坂なおみは無垢で謙虚な感じがしますね。
郭晶晶のように、「ライバルはカナダのデブ」とか言ったら、別の意味で興味はわきますが、やっぱりイメージダウンですし、この人間性は大事にしてほしいですね。

私はテニスに詳しくないので事情はわからないのですが、日本人ウンヌンは、日本語を十分に話せないということでしょうか。レンホーの件があって二重国籍に対するイメージが悪いのでしょうか。ずっと日本で暮らしていなかったからでしょうか。
アメリカのようなメルティングポットの国でないと、そういう「意見」は出てくるのかもしれませんが、日本が国籍について血統主義をとっていて、母親が日本人という事実があれば、もはやそのような「意見」は意味がないと思うのですが。
それはさておき私は、人類は黒人ほど優れた身体能力を持ち、スタイルも良い人種はいないと思っているのです。
今もスリー・ディグリーズの「天使のささやき」を聴いているのですけど。もちろん1974年のメンバーで。
当時はセンターのシーラ・ファーガソンが一番人気で、ルックスではフェイエット・ピンクニーという人もいましたが、私は子供だったのでヴァレリー・ホリデイ一択で(子供にはああいうタイプが受けるんです)。私が今もしびれるシンガーなんです。いや、別に私ごときが一択だろうが三択だろうが、向こうが私を知らないのでそれは全く重要な事ではないのですけど(笑)
当時は洋楽というと中高生ならまずカーペンターズで、もちろんすばらしい歌声でしたが、やはりそのときから黒人シンガーの魅力を感じていたんでしょうね。
by いっぷく (2018-01-22 08:54) 

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