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●エメリン・パンクハースト、そして「サフラジエット」~映画『未来を花束にして』の素晴らしい女優たち。 [「言葉」による革命]

●エメリン・パンクハースト、そして「サフラジエット」~映画『未来を花束にして』の素晴らしい女優たち。

末尾ルコ「映画の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

映画『未来を花束にして』の中でエメリン・パンクハーストの登場シーンは少ない。
しかしそれだけに効果的で、当時のパンクハーストのカリスマ性がヴィヴィッドに伝わってくる。
パンクハーストを演じるのはメリル・ストリープである。
ほんの僅かの出演シーン。
しかし数ある彼女の名演の中でも十分に記憶に値する、鑑賞者をドキドキさせる存在感だ。

暴力的闘争をも辞さなかったエメリン・パンクハースト、そして「サフラジェット」への歴史的評価は様々だが、『未来を花束にして』に出演しているキャリー・マリガンもヘレナ・ボナム・カーターも、文句なしに素晴らしい。

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hana2018

日本で女性が参政権をえたのは占領国アメリカによってであり、それは今から70年ほど前。
しかし女性に参政権がなかったのは、世界中のほとんどの国。先進国と言われたイギリスでさえ100年前までは同じ状況であったとは・・・全く知りませんでした。
女性は職場では今でも、男性より長時間労働で低賃金であり、それにより離婚した場合でも、子供の親権を渡せないといった理由ずけにもつながっています。
現在でさえ身体的に弱い存在だから、控えめで大人しいのが良いとする意識が多くの男女の中に常識としてあると思います・・・そうした意識を変えるのは、平等に教育を受けている我々でさえまだ難しく思える事ですのに。。
自分自身に自信をもつ、嫌と思う事、変だと感じる事に対して声をあげる勇気を出す。どちらも大変としか感じられてなりません。
これは是非、観たいと思う良い映画を教えて下さってありがとうございます。
予告編を観ましたが、パンクハースト=メリル・ストリープのカリスマ性がヴィヴィッドに伝わってくる・・・のは仰る通りでした。
その魅力が全くもって理解できなかったヘレナ・ボナム・カーター、彼女の良さは「王様のスピーチ」で納得をしました。
難しいとは思うものの、作品のタイトルの中途半端さ。
ポスターの地味さも、興行の難しさにつながっているものと思いました。
by hana2018 (2018-04-18 23:42) 

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