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●末尾ルコ「昭和史」~個人的幼年期の記憶、そして高知県の文化・メディア状況。 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「昭和史」~個人的幼年期の記憶、そして高知県の文化・メディア状況。

末尾ルコ「昭和史の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」


わたしの在住地は高知でです。
そう、高知でででです。
時に東京へ行きます。
と言いますか、それは主にバレエ鑑賞、時に映画鑑賞のためにです。
ただ、ここ1~2年くらいは行ってません。
バレエ鑑賞時、劇場に対する不満が大いにあるのが一つと、まちょっと金欠病もありましてね・・・うふふふふう。
しかしまた行くようになるでしょう。
山田姉妹というミューズも東京中心に活動してますし、ずっと燻り続けていたわたしの「活動」も、この6月から7月にかけて、退路を断ってやります。

というようなお話はまたどんどんしていきますが、今回はわたしの幼年時代、住んでいたのはもちろん高知ですが、文化芸術を中心に、その置かれていた状況と言いますかメディアの状況も含めてお話ししてみます。
この場合の一つ大きなポイントは、「都市部と地方の大きな格差」です。

わたしがもの心ついた頃、わたしの家庭は3世代同居でして、父方の祖父母、父母、そして弟が暮らしていました。
わたしの父は高校教諭、母は小学校教諭で、祖父は、ちょっとわたしの記憶が曖昧なのですが、確か中学校の校長だったと思います。
祖母は慢性の難病に罹っていて既に仕事はしておらず、しかしまだわたしに習字を教えたりできる状態でした。
祖父母ともキリスト教プロテスタントの信者でして、しかし結局父母も孫もクリスチャンになることはありませんでした。
ただ、家の中にキリスト教関係の書籍やアイテムなどが普通に存在していたことは、わたしにとって「とてもよかった」と思っています。

当時高知のテレビは、NHKの2チャンネルと民放の2チャンネルだけでした。
民放は日本テレビ系とTBS系で、しかし他の民放の番組がまったく観られないわけではなく、おそらく人気番組に限っては、主に数か月以上遅れで、しかも「本来の放送時間」とはまったく異なる時間に放送されることがありました。
もちろんそうした放送局の事情について、子どものわたしは知らなかったですし、おそらく両親や祖父母も知らなかったはずです。

家の中にラジオも常にあったはずですが、わたしが聴き始めたのは小学校3~4年程度くらいからではなかったかと思います。
親もあまり聴いている様子はありませんでした。
小学高学年くらいから、ラジオで洋楽など音楽情報をどんどん摂取するようになるのですが、それ以前(この時期も記憶曖昧です)のラジオ番組で印象的なのは、確か『夜のミステリー』という番組名だったと思いますが、つまり「怪談」なのですね。
あれは怖かった。
怖いけれど、聴きたくなるのですね。

(つづく)


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いっぷく

私はいつも手元不如意ですが、ここのところ、古いパソコンにSSDを入れたり、新しいスマホを契約したりタブレットを購入したり、でも新しいスマホは妻に渡してしまったので7年前のスマホにソフトを入れて蘇らせたりと、急にモバイルマニアになっています。
その理由のひとつは、まさに自分の環境を変えて逃げ道を塞いできちんとした書き物の一つもできるようにするということで、もうひとつは、Windows+ソネットにストレスを感じていることがあります。
さしあたって、あまり先人が手を付けていないムード歌謡について色々調べたいと思っています。Youtubeのマヒナスターズとクレージーの演奏を見たら俄然やる気が湧いてきました。そのためには図書館にも行かなければならないし、記憶にたよるのではなく、裏付けとなる当時の雑誌なども見ておきたいし、スキャン可のところならできればスマホで撮影しておきたいし、という目的です。
ただまあ、今使っているパソコンが何しろ重いもので。たとえば、動画を見ながらひらめいことを綴る、というようなマルチタスクが今のマシン環境ではどうも負荷がかかりすぎるようなのです。
windowsは、無料で10にするキャンペーンでアップデートして以来、ずっと重いんですね。ポインタがぐるぐる回り続けるのは精神的にまいっちゃいます。ところが、いったんアップデートしたものはもとに戻せないとのことで、不具合があっても我慢するしかなくて、これはwindowsに依存していたらトンでもないことになるなと思い、今後のことを考えて、Googleが無料で出しているchromeOSを入れたり、ハード的に早くしようとSSDに乗せ替えたり、シンプルなWindows7を入れたりと、いろいろもがいているところです。

>都市部と地方の大きな格差

場末とはいえ、東京生まれの東京育ちの私では全く経験していないところですね。
亡父は、母と結婚する前に両親がすでに亡くなっており、母の両親は健在でしたが山形で長男夫妻と暮らしておりましたから、祖父母というのは、私の生活には直接はかかわってこなかったですね。
ただ、両親に対する不満を遡ると、祖父母の教育方針とか人間性に行き着くので、間接的に恨んでいます(笑)
テレビはキー局全部見ることができますが、逆にラジオは父親が飽きて引っ越しのとき捨ててしまったので、小学校の高学年で秋葉原でトランジスタラジオを買ってもらい、やっと聴くようになりました。ロイ・ジェームスの「不二家歌謡ベストテン」など聴いていましたね。その後にポップスベストテンとか洋楽ヒットなんとかとか続けて音楽番組になり、「マミー・ブルー」がやたらロングヒットで、その後スリー・ディグリーズが出てきました。

by いっぷく (2018-06-20 03:59) 

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