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●高知県運転免許センターでの免許更新レポートその2~小便器「朝顔」、適性検査はどうだったか?スタッフの魅惑は?そして「ひそ勉」と講師のブルース。 [「言葉」による革命]

●高知県運転免許センターでの免許更新レポートその2~小便器「朝顔」、適性検査はどうだったか?スタッフの魅惑は?そして「ひそ勉」と講師のブルース。

末尾ルコ「免許更新の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

高知県運転免許センターって、建物が古いですな。
男子用トイレなんかも旧式の壁掛け型小便器である。
この形態の小便器を「朝顔」と呼ぶらしいが、綺麗なお花の朝顔にとっては迷惑なネーミングと言えるだろう。
「朝顔!」と呼ぶ声が聞こえてお花の朝顔さんが振り向いたら、タキシードの紳士が壁掛け型小便器へと足を進めていた・・・・なんていうことが歴史上どれだけ繰り返されてきたことか。
「自分」と同じ名前を持つ便器が存在するお花の朝顔さんに同情を!
しかも高知県運転免許センターの壁掛け型小便器「朝顔」、用を足した後はボタンを押して水洗する方式だし。

さて懸念していた視力検査だが、眼鏡をかけての検査だけれど、まず最初に支持された記号が分かり難く、(うっ)となったが、その後はスムースに答えられて合格。
(ふふ、満更でもないね)と内心ほくそ笑みながら、自信を持った視力により、受付の事務員たちをチェック。
以前は幼稚園児の制服のような制服(笑)を上着にしていて、(何、これ?)と思ったものだが、今回は皆私服のようである。
別に意図してではないが、わたしの精神は勝手に(好みの女性はいないか)と眺めている。
いない。(笑)
この前食べたくら寿司のある女性スタッフの足元にも及びそうな高知県運転免許センタースタッフってどうなんだ・・・とは別に思わなかったが。

さて大問題の「2時間に渡る違反者講習」である。
もちろんわたしも交通ルールについて曖昧な部分がないわけではないが、そういうのはテキストを読めば分かるのであって、免許センターの講習でやる内容は「言わずもがな」のものが多いのも事実である。
そこで適宜、「ひそ勉」をやることにした。
ノートと筆記用具、そして何枚かの紙を持ち込み、フランス語のレッスン、そして創作活動の構想とか、まあそんなところだ。
小柄でいささか禿頭気味の講師のおじさん、もちろんわたしの「ひそ勉」には気づかない。
「ひそ勉」をしていれば、2時間なんてアッという間だ。
などと高校時代以来の悪徳ぶりを発揮しながら「ひそ勉」に熱を入れようとさらに深く腰掛けようとして椅子を引こうとすると何故か大きな音が。
よく見れば、机と椅子がくっついているのですな。
さらに床へ目を凝らすと、髪の毛がばらばらと落ちている。
(清掃状態、悪し!)と見切ったのである。

それにしても運転免許センターの講師は、楽と言えば楽だし、毎日毎日ほぼ同じ内容をやる気のない免許更新者たちに話さねばならないのは辛いものがあるのではないか。

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いっぷく

私はどちらかといいますと、センターの職員よりも同じ受講者が気になりますね。若い頃は、早く来た人は最初は席を開けてポツンポツンと座っているのですが、女性がいるとすぐ隣に座ったものです。でも、その勇気で全精力を使い果たし、それ以降の「二の矢」が全くなかったのですが(笑)
私が2年前に受けた2時間講習では、違反者ということで担当官の口調も厳しく、スマホをいじっていた人が「出ていけよ」と言われていました。
私は、そもそも「ながらスマホ」を許せないタチなので、その人には一切同情する気はありませんが、本当に出ていき、立川談志の落語で眠ったことを咎められて追い出された客のように、提訴したら面白いだろうな、なんて他人のことだから無責任に考えていました。そうなったらどういう判決になるでしょうね。

>さらに床へ目を凝らすと、髪の毛がばらばらと落ちている。

さすがに東京では経験はないですね。ですから、『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』の冒頭で、岩釣兼生が馬場に試合をさせろと直訴したシーンで、座って足を組んでいる馬場の革靴の底に髪の毛やゴミが付いているという描写を読み、悪役として描きたいためにつまらない描写だなあ、とおもいましたが、作者は清掃が行き届いていないところに住んでいたのかもしれません。

>運転免許センターの講師は、楽と言えば楽だし、毎日毎日ほぼ同じ内容をやる気のない免許更新者たちに話さねばならないのは辛いものがあるのではないか。

同じことを辛くてもするところに、給料をもらう価値があるのかもしれませんね。
私が普通免許をとるため、教習所に通っていた時、お昼をそこの食堂でいただいたことがあるのですが、教習所の教官も入ってきたので、「ああ、この人はこの教習所の中で、教えて、助手席に乗って、食事をして、の繰り返しで歳をとっていくんだなあ」と切なくなりました。でもまあ、結局サラリーマンはそういうものだし、そもそも人間の一生自体、いくつかあるイベント以外の日々の生活はそんなもんなんだよなあ、と考えたら急につまらなくなって、以来どうも教習所が苦手になり、教官のハンコが1枚目の用紙で足りなくなり、2枚目を貼り足してやっと卒業できました。55時間ぐらい乗ったかもしれません。

>緒形拳

緒形拳が大作にバンバン出ていた頃は、映画業界が分社化とシネコン化をしていた頃で、『鬼畜』と『復讐するは我にあり』ぐらいしか見ていないのです。マイナーな人もいいですが、やはり主役をはった人もきちんと見ておきたいとおもっています。私生活も折り目正しい人みたいですね。
今でいうと役所広司かな。CMには出ても、細かいドラマの仕事なんかもうしないでしょう。ですから当時は、よく『ナニワ金融道』に出たなあとおもいました。
by いっぷく (2018-09-06 01:31) 

hana2018

母の友人の旦那さんは県警を退職後、運転免許センターの講師になりました。
そう聞いた時、同じく・・・
楽と言えば楽だし、毎日毎日ほぼ同じ内容をやる気のない免許更新者たちに話さねばならないのは・・・と感じたものです。
しかし一般社会でリタイア後も働かざるを得ず、職探しに苦労する人と比べたら・・・とは我が夫の事ながら。
最後の最後まで随分恵まれている事ね。これ僻みではないのですけれど、数々の警察小説を読んだ影響でうえつけられた思い込みが関係しているのかも。

緒形拳は新国劇から出た人ながら、ほぼデビュー作の大河「太閤記」の秀吉役は20代の若さながら亡くなるシーンまで違和感なし、「源義経」での弁慶もハマり役でした。
「復讐するは我にあり」は珍しく映画を先に観て、その後佐木隆三の原作を読みました。
彼が子供連れで歩く姿、偶々渋谷で見かけたことがありましたけれど、演じる役柄の強烈さなど微塵もなく、気づかれない程と思いました。
「八甲田山」「鬼畜」「火宅の人」「おろしや国酔夢譚」、宮尾登美子作品の映画化作品にも数々の出演を。
吉村昭の「破獄」は、 山田孝之版と両方を見てしまいました。
「武士の一分」では短いシーンを、遺作となったNHKドラマ「帽子」は見ました。
多くの秀作を残した、好きな俳優の一人です。

by hana2018 (2018-09-06 15:07) 

TBM

WOWOWが、「UFC-究極格闘技-」の放送権を獲得したとのニュースが!
WOWOWの番組インフォメーションに記載されています。
by TBM (2018-09-06 22:01) 

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