末尾ルコ（アルベール） さん
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●母は昨日、HCU（高度治療室）に移っておりました。～『ガメラ対大魔獣ジャイガー』の１９７０年、「万博かカラーテレビか」という選択について。 [「言葉」による革命]
●母は昨日、HCU（高度治療室）に移っておりました。～『ガメラ対大魔獣ジャイガー』の１９７０年、「万博かカラーテレビか」という選択について。
末尾ルコ「母の話、１９７０年、家族の話」
わたしの母の入院についてコメントくださった方々のお言葉、本当に心に沁みます。
そして多くのご経験をされた上でのお言葉、今後の指針とさせていただきます。
本当に有難うございます。
昨日午後２時に面会へ行きましたところ、ICU（集中治療室）からHCU（高度治療室）へと移っておりました。
「HCU」という存在はこの度初めてしりましたが、ICUほど厳重な管理をしなくてもよくなっているという意味だということです。
顔全体を覆う酸素マスクから鼻へのチューブになっておりまして、まだ人工的な酸素補給は必要なようですが、ずいぶんと楽になったようです。
食事も始まったようですし、テレビも入れてもらい、日中は退屈せずに過ごしております。
と言ってもまだ一般病棟ではありませんし、退院でもありません。
わたしはずっと、自分としてはできる限りのことを母にしてきたつもりではありましたが、今回のような状況になったことについては反省すべき点も大いに感じております。
今後はどのような治療方針を選択するかという難しい問題も控えております。
油断することなく、できるだけ最善に近い判断をしていきたいと考えています。
・・・
ひょっとしたらわたしが人生で最初に映画館で観た作品かもしれない『ガメラ対大魔獣ジャイガー』が公開された一九七〇年は大阪で日本万国博覧会が開催されている。当時幼かったわたしと社会的ニュースとの接点は、太陽の塔が情報弱者の田舎の子どもにまで浸透していた日本万国博覧会は確かに、（何か新しいものが始まっている）というムードを高知の一少年にも与えていたことは確かだった。
ちなみに高度経済成長期一九五五年から一九七三年までとされる。
わたしの家族は日本万国博覧会へ行かなかった。
が、「行くか行かないか」を一応検討していたことはよく覚えている。
出不精で旅行をほとんどしたことのない父にしては思い切ったことを検討していたのだなと今となっては思うけれど、ひょっとしたら行くつもりはなかったのに「検討するふり」をしていたのかなとも思う。
と言うのは、当時「万博へ行くか、カラーテレビを買うか」の二者択一をして後者になったと聞かされていたが、父が家族を連れて大混雑の万博会場にいる姿など、とても想像がつかないのだ。
「家族４人（わたしには弟がおります）で万博へ行く」費用とカラーテレビの価格と、当時どのくらいの差があったのか興味深いところではあるが、調べてまで知りたいとも思わないというのも正直なところではある。
末尾ルコ「母の話、１９７０年、家族の話」
わたしの母の入院についてコメントくださった方々のお言葉、本当に心に沁みます。
そして多くのご経験をされた上でのお言葉、今後の指針とさせていただきます。
本当に有難うございます。
昨日午後２時に面会へ行きましたところ、ICU（集中治療室）からHCU（高度治療室）へと移っておりました。
「HCU」という存在はこの度初めてしりましたが、ICUほど厳重な管理をしなくてもよくなっているという意味だということです。
顔全体を覆う酸素マスクから鼻へのチューブになっておりまして、まだ人工的な酸素補給は必要なようですが、ずいぶんと楽になったようです。
食事も始まったようですし、テレビも入れてもらい、日中は退屈せずに過ごしております。
と言ってもまだ一般病棟ではありませんし、退院でもありません。
わたしはずっと、自分としてはできる限りのことを母にしてきたつもりではありましたが、今回のような状況になったことについては反省すべき点も大いに感じております。
今後はどのような治療方針を選択するかという難しい問題も控えております。
油断することなく、できるだけ最善に近い判断をしていきたいと考えています。
・・・
ひょっとしたらわたしが人生で最初に映画館で観た作品かもしれない『ガメラ対大魔獣ジャイガー』が公開された一九七〇年は大阪で日本万国博覧会が開催されている。当時幼かったわたしと社会的ニュースとの接点は、太陽の塔が情報弱者の田舎の子どもにまで浸透していた日本万国博覧会は確かに、（何か新しいものが始まっている）というムードを高知の一少年にも与えていたことは確かだった。
ちなみに高度経済成長期一九五五年から一九七三年までとされる。
わたしの家族は日本万国博覧会へ行かなかった。
が、「行くか行かないか」を一応検討していたことはよく覚えている。
出不精で旅行をほとんどしたことのない父にしては思い切ったことを検討していたのだなと今となっては思うけれど、ひょっとしたら行くつもりはなかったのに「検討するふり」をしていたのかなとも思う。
と言うのは、当時「万博へ行くか、カラーテレビを買うか」の二者択一をして後者になったと聞かされていたが、父が家族を連れて大混雑の万博会場にいる姿など、とても想像がつかないのだ。
「家族４人（わたしには弟がおります）で万博へ行く」費用とカラーテレビの価格と、当時どのくらいの差があったのか興味深いところではあるが、調べてまで知りたいとも思わないというのも正直なところではある。
2019-03-16 00:00
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コメント(5)
末尾ルコ
革命・芸術 末尾ルコ（アルベール）
![[ダイヤ]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/82.gif)
〈「言葉」による革命・「美」による革命〉提唱・推進
「末尾ルコ 会話芸術」創始者。
「末尾ルコ 革命広場」主宰。
〈「言葉」による革命・「美」による革命〉提唱・推進「末尾ルコ 会話芸術」創始者。「末尾ルコ 革命広場」主宰。
>できる限りのことを母にしてきたつもりではありましたが、今回のような状況になったことについては反省すべき点
私も、母が病気になったり入院したりするたびにそれは思うことです。
正直私の場合は、これまでいろいろ書かせていただいたとおり、愛憎半ばの複雑な思いといいますか、「自分は母のために生きる」という気持ちは持っていないのですが、だからこそ、中途半端な対応をしてあとになって後悔しないようにという思いはあり、できるだけのことをしています。
>「万博へ行くか、カラーテレビを買うか」の
そういえば我が家もカラーテレビが入ったのはその頃だと思います。
万博に行くという話はでなかったですね。父はおっちょこちょいで人を信用しすぎて事業に2度失敗し、高度経済成長の終わり近くになってやっと3度目の起業で家賃の高いマンションに入れて、故郷に錦を飾って大掛かりな法事を行って先祖の墓をたてて（←これはホント迷惑しています）自前の大きな工場兼住宅も手に入れて地元の信金の有力な出資者にもなった（←母の判断ミスで信金は破綻して莫大な額の出資証は紙くずになりました）ところですから、金儲けが面白くて、それどころではなかったのだと思います。
私もよそにお泊りするのが大嫌いな性分で、夜、違う布団と枕で寝ると気分が落ち込むのです。今もそうなんですけど、ですから行きたいという気持ちは全くなかったですね。
by いっぷく (2019-03-16 04:39)
回復傾向にあるみたいですね。
良かったです＾＾
by ぽちの輔 (2019-03-16 06:27)
ちょっと安心しましたね 良かったです
母が死ぬ間際に 俺だけ呼ばれて 話す機会がありました
好きな事をしなさい 会社を継ぐ必要は無いと言われました
結局 継いだのですが 判断ミスだったようです
辞めさせたかったんでしょうね
今は好き放題させて貰ってます 感謝しかありません
それというのも ブログだけやってれば良いと言われたからで
俺が死んだ時はブログの更新も止まるといつも言ってる通り
心臓が止まった直後でも続けただけの事です
他に 生きていくすべがないですから 続けないとと思いました
生きていくの辛い事がありますが
みなさんと別れる方が辛いでしょうから 頑張ってます
ただ それだけです（笑）
by (。・_・。)２ｋ (2019-03-16 06:28)
お母様、HCUに移動されたんですね＾＾
ちょっと安心=(^.^)=
by ニッキー (2019-03-16 11:23)
お母さま
回復なさってきて良かった。
今日 父の命日で帰省して 介護施設に入所している母に会ってきました。
介護施設に入所する前は 脳梗塞で何度も倒れて 目が離せない状況となり介護施設に入った次第です。
お母さまが元気になられますように 祈ってます。
by ゆうみ (2019-03-16 21:25)