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●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌333日目~8月「モニタリング(家庭訪問)」、ケアマネさんに「詩編23」を。~「美しい男優」は誰? [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と魂の話題」


8月30日(月)手術後523日目 退院後333日目

8月21日のモニタリング(家庭訪問)の際にケアマネさんに手渡したメッセージの中には次の言葉もありました。

・・・

主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない
主はわたしを青草の原に休ませ
憩いの水のほとりに伴い
魂を生き返らせてくださる。

主は御名(みな)にふさわしく
わたしを正しい道に導かれる
死の陰の谷を行くときも
わたしは災いを恐れない。
あなたがわたしと共に歩いてくださる。
あなたの鞭、あなたの杖。
それがわたしを力づける。

・・・

これは日本聖書協会が刊行している『聖書』の中から、『旧約聖書』詩篇23より引用したものです。
遠藤周作と同じく、ケアマネさんがキリスト教関係の文化に興味を持っているので用意したのですが、『聖書』の中でも極めてよく知られた部分で、欧米文化の中では様々なところで引用されます。
映画ではわたしの愛する『ペイルライダー』やコーエン兄弟の『トゥルーグリット』でもとても効果的に引用されています。
かようにこの部分、キリスト教徒、あるいはユダヤ教徒たちにとってはとても重要な言葉となっているわけですが、(日本人にキリスト教も『聖書』も関係ないよ)と言わないで、この部分はキリスト教の文脈を離れても美しく意味深いと、キリスト教徒ではないわたしはいつも感動しているのです。
特に後半の次の言葉、

「死の陰の谷を行くときも
わたしは災いを恐れない。
あなたがわたしと共に歩いてくださる。
あなたの鞭、あなたの杖。
それがわたしを力づける。」

キリスト教とか何とか考えずに読んでも素晴らしいと思いません?
世紀を超えて生き続け、人々の心を揺さぶり続けている言葉だけの力と美がここには充満しているのだと感じます。

さて、映画ファンのケアマネさんに対して、次のようなリストも書いて渡しました。

ジェラール・フィリップ
ルドルフ・ヴァレンチノ
ヘルムート・バーガー
ビヨルン・アンドレセン
ロバート・デ・ニーロ
アラン・ドロン
ゲイリー・クーパー
ポール・ニューマン
クリント・イーストウッド

市川雷蔵
ティモシー・シャラメ

これはまあ、映画史において「とりわけ美しい」とされてきた男優たち。
この中では市川雷蔵は「世界映画史の中で」というわけにはいかないでしょうし、ここ最近頭角を現しているティモシー・シャラメをリストに入れるにはまだ早いでしょうけれど、「今の視点」も入れたかったので取り敢えず。
ぞしてもちろんこれはざあっと思いついた人たちであって、じっくり調べれば他にもいろいろ出てくるかもしれません。
ただ今のわたしにとって「美しい男優」の頂点は、

ロバート・デ・ニーロ

あるいは、

『ペイルライダー』の
クリント・イーストウッドなのです。

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コメント 2

(。・_・。)2k

聖書って読んだ事ないですねぇ
2000年も続いてるんだから やはり素晴らしい内容なんでしょうね

by (。・_・。)2k (2020-09-05 03:56) 

ニッキー

洋画好きなかみさんは「キリスト教のことを
もう少し詳しく知ってると、映画を見てても
『あぁ、そういうことか』とか『そういう心情が
根底にあるんだなぁ』とかわかって面白さが増すよぉ」と
言ってます^^
なので「死の谷〜」部分だけは覚えてるそうです( ^ω^ )
by ニッキー (2020-09-05 10:51) 

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