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●末尾ルコ かつて語った『熟れた本能』 [「言葉」による革命]

クリスティン・スコット・トーマスはオスカー作品「イングリッシュ・ペイシェント」のヒロインとして名を馳せましたが、セルジ・ロペス、イヴァン・アタルは日本ではほとんど知られてませんね。
どちらもフランスでは売れっ子のスター俳優です。

「熟れた本能」のストーリーは、

何不自由ない人妻が偶然出会った男と不倫を始め、駆け落ちを決意するが・・・。

という至ってシンプルなもの。
下手に作ったら「アホな映画」になりますが、見せ方が上手い。
「出会ったばかりの男」に「本当の愛情」など抱くわけもなく、この作品が描写しているのは主に「肉欲」なのですが、さすがにフランス映画、そしてクリスティン・スコット・トーマスというところで、ごく短いショットで表情や仕草を捉えることで、「退屈な主婦の肉欲の高揚」をエロティックに表現しています。
試しに「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」と比較鑑賞してみてください。


タグ:映画 アート
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