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●末尾ルコ かつて語った『私は二歳』 3 [「言葉」による革命]

ただ、わたしが特に注目したのは、『私はニ歳』の舞台となっている「団地」。
あの山本富士子が「団地」に住んでいるという不思議な感覚。

山本富士子といえば、やはり多くの時代劇で、しかも「豪奢でいなせな女」を演じたら天下一品というタイプだ。
その山本富士子が「団地に住んでいる」というミスマッチも鑑賞者を退屈させない大きな要因に違いない。

そう、『私は二歳』という映画は意外にも、「団地妻 山本富士子のエロティックを愉しむ作品」という内容なのである。

タグ:映画 アート
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