●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~昨今こんな映画俳優いない!ジーン・ハックマンの分厚い魅惑を堪能できる『ミシシッピー・バーニング』にはフランシス・マクドーマンドも。 [「言葉」による革命]
わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。
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『ミシシッピー・バーニング』をほんっとに久々に観たざんすよ。
いや、迫力あった。
アラン・パーカー監督作品。
1964年にミシシッピ州フィラデルフィアで公民権運動家3人が殺害された事件をベースとしたストーリー。
FBI捜査官として乗り込む二人をジーン・ハックマンとウィレム・デフォーが演じている。
すっきりと金髪を分けた、清潔感溢れる捜査官のウィレム・デフォーも見ものだが。
なにせその後小汚い役を多く得意とし続けるデフォーだから、無精ひげさえ微塵もなくすっきりとした顎のラインを見せつけてくれる『ミシシッピー・バーニング』はその意味でも十分貴重である。
この作品、FBI捜査官の二人らが、KKKやそうでなくとも根深い人種差別意識を持つ地元民の妨害に遭いながら事実の追及を試みる展開だが、しかし当時は「FBIは何もしてくれなかった」という批判もあるようだ。
その真偽についてどうこう言うだけの知識はわたしにはないが、とにかく一本の映画作品としては非常に魅力的だ。
その映画的魅力の推進役はもちろんジーン・ハックマン。
あたかもポパイ刑事がそこに現れたかのような嬉しい魅惑を発揮しまくる。
その人間的魅力、人間的厚み、怒った時の怖さ、笑顔のチャーミングなこと・・・すべてが小賢しい芝居を遥かに凌駕している。
いや、小賢しい芝居なんぞとは比較にならない次元にいたのがジーン・ハックマン。
そして何と、その後アカデミー主演女優賞を3度に渡って獲得するフランシス・マクドーマンドも出てるじゃないか。
しかもジーン・ハックマンと『マジソン郡の橋』のような展開もお愉しみ!
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『バベットの晩餐会』の名台詞
「芸術家は貧しくならないんです」
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眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞
「それはそれ 恋は恋」
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ジーン・ハックマン渋いですよね
ミシシッピー・バーニングではより強くそう思いました
by (。・_・。)2k (2022-07-21 15:26)
アラン・パーカー監督特品をそれ程観てはいませんが、「エンゼル・ハート」に次いで撮ったのが「ミシシッピー・バーニング」。そしてエミリー・ワトソン、ロバート・カーライルを活かして撮った「アンジェラの灰」。
この映画は舞台となったのがミシシッピ州フィラデルフィアという点が根底と感じられます。
古くは「プレイス・イン・ザ・ハート」「フライド・グリーン・トマト」から「アメリカン・ヒストリーX」「フォレスト・ガンプ」でも取り上げられた「白人至上主義KKK」。貧しく閉鎖的な環境にとらわれた白人たちの欲求のはけ口。しかしその根は深く影響力も有している。そこへ登場するジーン・ハックマンとウィレム・デフォーの名優ふたり。ジーン・ハックマンとウィレム・デフォー、どちらも善人から悪人まで演じました。ウィレム・デフォーにいたっては、イエス・キリストまで演じてます。
しかし本作でのフランシス・マクドーマンドは全く覚えていないのです。彼女を意識したのは、サム・ライミ監督作品「ダークマン」からでした(笑)
by hana2022 (2022-07-21 15:48)