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世代を超えたエロティックな女優 [高貴な感覚 エロティシズム]

エロティシズム濃厚な日本の女優として以前、

 吉高由里子、綾瀬はるか、堀北真希、北川景子、満島ひかり、谷村美月を挙げた。

これら女優たちがもっとエロティシズムに突っ込んだ役をやってくれればいいのだが。
満島ひかりと吉高由里子は自然とエロティックな要素が香って来るタイプだが、
例えば綾瀬はるかが勇気を持ってエロティックな役に取り組んだら、一気に大女優の域に近づく。

最近ミヒャエル・ハネケの「ファニーゲーム U.S.A.」を観て、
ナオミ・ワッツとはなんと日本的エロティックが似合う女優なのだろうと再認識した。

そこで昨夜、世代を問わずパッと思いつくエロティクな女優を書き出してみると、次の4人になった。

アヌーク・エーメ
ロミー・シュナイダー
ラウラ・アントネッリ
ナオミ・ワッツ

もちろんナオミ・ワッツ以外は「現在の」ではない。
じっくり思い出せば他にもいろいろいるだろうが、
すぐに出てきたのはこの4人だ。
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ストッキングに恋をした?「愛を読むひと」原作の少年 [高貴な感覚 エロティシズム]

「愛を読むひと」の原作「朗読者」でハンナがストッキング履いていく部分は、他のシーンと比較するとずいぶん執拗に描写されていると感じる。
それを見たあと、間もなくハンナと少年は性愛の交換を始めるわけだが、この流れを見ると少年は「ハンナがストッキングを履くシーン」に対して恋をしたように見える。
最終的に2人の関係は他の人間が入ることのできない不思議な愛着へと変質していくわけだが、もしハンナが少年の前でストッキングを履かなかったらこのようなストーリーは生まれなかったのではないか、そんな気さえする。
そして男女の「恋」はそんな半ば陳腐な現実から生まれたりするものなのだ。
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映画「愛を読むひと」とストッキングとフェティシズムと原作 [高貴な感覚 エロティシズム]

フェティシズムはエロティシズムを考える上でとても重要なファクターだが、
「愛を読むひと」の原作「朗読者」でもっともフェティッシュなシーンは次のとおりだ。

彼女はエプロンを脱いで、うすみどり色の下着姿で立っていた。椅子の背には一組のストッキング。彼女はその片方をつかむと、両手を交互に使ってくるくると丸めた。片足でバランスをとり、一方の踵をもう一方の足の膝で支えると、前に屈み、丸めたストッキングを爪先にかぶせた。

                                            松永美穂訳

この話題、もう少し続く。
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映画「愛を読むひと」の原作「朗読者」、少年の初体験の場面 [高貴な感覚 エロティシズム]

「愛を読むひと」の原作「朗読者」で、ハンナと少年(映画では「マイケル」、原作では「ミヒャエル」と発音)が初めて男女の好意を営むシーンの描写は以下のとおり。

彼女はぼくの体に腕を回し、一方の手を胸に、もう一方の手を固くなった部分に置いた。

「このために来たんでしょ!」               松永美穂訳


このシーンはもちろん映画の中にもあるが、「固くなった部分」がそのまま映るわけではなく、ハンナの手がどこでどのような動きをするかは観客に「暗示」させる程度になっている。

そもそも少年の心理を微に入り細に入り描写している原作と比べ、映画は主人公の表情などに委ねられているので、少年の「心理」はかなり抽象的な印象になっている。


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映画「愛を読むひと」と原作「朗読者」のエロティシズムの相違 [高貴な感覚 エロティシズム]

「愛を読むひと」はエロティシズムという観点からも語られているので、原作の「朗読者」と比較しながら少しそれについて考えてみたい。

まず主人公となるハンナはドイツで電車の車掌をして働いている。
当時ドイツでどのくらいの女性がそのような職業に就いていたのかは知らないが、電車の中で働くという性格上、にいわゆる「フェミニンな」体型では務まらないということは想像がつく。
さらに欧米社会の中でも比較的ドイツ女性は恰幅がいいことで知られている。
原作の中でがそのような特徴が強調されることはなく、読者は断片的な情報の中から「自分のハンナ」を組み立てることができる。
つまり小説が気に入れば、「ハンナの姿」も自分の好みの女性像を中心として心の中で創造できるわけだ。
ところが映画では観客はいきなり、美しいがかなりキツめの容姿をしているケイト・ウィンスレットを目の当たりにする。
ここで乗れるかどうかでエロスを感じるかどうかがかなり決まる。

エロティシズムについて客観的に語ることも可能だが、
やはり「個人的嗜好」あるいは「文化的背景」に大きく左右されるというのも否めない。

で、思うのだが、多くの日本人は「愛を読むひと」のケイト・ウィンスレットをエロティックだと感じないだろう。

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エロティシズムとフェティシズム [高貴な感覚 エロティシズム]

エロティシズムを濃厚に漂わせるためには、
フェティシズムの効果的な使用が欠かせない。

フェティシズムも下手な使い方をすると、
身も蓋もないエロDVDのようになってしまう。

けれど日本人と他国人のフェティシズムは共通する部分もあれば、大きく異なる部分もある。
例えばマルキ・ド・サドのフェティシズムは日本人の伝統からすれば、興味深いけれど身も蓋もないものだ。

もちろん日本人の中にも嗜好の違いがあるのだけれど。

ところで団鬼六の映画化作品に出演した杉本彩だが、
あの女優はまさにフェティシズムの観点からは「身も蓋もない」タイプの一人だと言える。

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ナターシャ・ロウ Natasha Law、頼りなげなパンティ [高貴な感覚 エロティシズム]

ナターシャ・ロウ Natasha Lawのエキシビション「OK, Alright」が
Paul Smith SPACE GALLERYで行われている。
期間は2009年5月28日(木)~7月20日(祝)の予定だ。

ジュード・ロウの姉であるナターシャ・ロウ Natasha Lawの作品のすべてではないが、
かなりのものに漂う、強烈ではないが心地よいエロティシズム。
それは女性の下着をデリケートに描いたことによるものが大きい。
と言うよりも、女性に着用されている下着。
やや頼りなげに女性の体に引っ掛かっているパンティやブラジャー。
中には「脱ごう」と、あるいは「脱ごうか脱ぐまいか」と下ろしかけているパンティもある。

この感覚は、「エッチする」などというおぞましい言葉を平気で使う無神経、非エロティシズムとは対極の繊細さだ。

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「重力ピエロ」の、岡田将生が「美しい」理由 [高貴な感覚 エロティシズム]

先だって、オリコンがアンケートをとって作った「“美しい”と思う日本の男性有名人は誰か?」というランキングに対して異議を唱えた。
選ばれたランキング上位の「有名人」にはエロスとタナトスを両方とも感じる人間がほとんどいなかったのだ。
「カッコいい有名人」というのであれば、あのメンバーでもとりたてて異議を唱えるつもりはないが、
「美しい」という言葉には、もっと深くて「危険な」意味さえ含まれているのだと思う。
また、生まれ持っての容姿だけでは「美しい」と感じることはない。
外見には必ずその人の内面や経験が現れる。これは理想論でも何でもない。事実だ。
例えばわたしは、いや多くの映画ファンが松田優作を「美しい」と思っているが、
その美しさに優作の思想、演技、言動が関係ないと考える人は皆無だろう。

ところでわたしは今日「重力ピエロ」を観た。
吉高由里子出演の映画だ、もちろん観る。
そこで発見した一つの事実は、「岡田将生は美しい」ということだ。

もちろん岡田将生の容姿はもともと抜群のものがある。
しかしそれ以上に、今回岡田将生は「重力ピエロ」で「何かをした」。
そしてそれが彼を「美しい」と感じさせるに至ったわけだ。

俳優も、「演じるべき役」に巡り合うまでは美しくない。
「演じるべき役」に巡り合って、初めて美しくなれる。

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「美しい」という言葉と、オリコンの「“美しい”と思う日本の男性有名人は誰か?」 [高貴な感覚 エロティシズム]

もうだいぶ前になってしまったが、オリコンがアンケートをとって作った「“美しい”と思う日本の男性有名人は誰か?」というランキングがあった。

そのランキングで上位に入ったのが次の10人だ。

水嶋ヒロ Gackt 福山雅治 木村拓哉 HYDE 玉木宏 岡田准一 堂本光一 滝沢秀明 谷原章介

この10人に対して特に文句はない。(一部にはあるが・笑)
しかし「美しい」という言葉を使ったアンケートであれば、わたしはこの中の誰も上位に入れることはないだろう。

「美しい」と、「きれい」や「かっこいい」、「素敵」は違うのだと思う。

ここに並んだ10人は、彼らのファンにとっては「素敵」だし「かっこいい」のだろう。それは分かる。
しかし「美しい」という言葉を使うのであれば、もっと違う顔が並ぶのではないか。

今の日本で本当に「美しい」のは誰なのだろうか。


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エロティシズム濃厚な女優たち 1 [高貴な感覚 エロティシズム]

  エロティシズムについていろいろ考えていく前に、わたしが濃厚に「エロス」を感じる女優を思いつくままに
挙げていきます。思いつくままだから、抜かってしまう人もいるかもしれません。後日思いつけば、その時点で
言及することもあるでしょう。
 それでは注目の若手日本人女優。
 
 吉高由里子
 綾瀬はるか
 堀北真希
 北川景子
 満島ひかり
 谷村美月

 意外に思われる顔ぶれかもしれません。
 しかし、この6人はすぐに名前が出てきました。
 出演してきた作品にもよるのですが。
 つまりいい素質を持っていても、出演作がくだらないものばかりであれば「エロス」も発揮しようがないものです。

 わたしの尊敬する宮崎あおいですが、「エロス」もありますが、それよりも強烈な「芸術性」と「意志」を感じます。
 もちろん「芸術性」と「エロス」は重なり合っている部分も多いのですが、宮崎あおい・・うん、「エロス」よりも
 「芸術性」ですね。
 蒼井優も少し似ています。

 もう少し上の世代。
 
 麻生久美子も文句なしに尊敬しています。そして「エロス」も十分感じますが、やはり「芸術性」の方が濃厚です。
 「エロス」がなければ「芸術」とは言い難いですが、「芸術性」が濃厚になると「聖性」に近づくからかな。
 卑俗さから遠ざかるとも言い換えられるかもしれません。
 先に挙げた「エロス」濃厚な6人ですが、十分な芸術性を湛えながら、適度な「卑俗さ」も魅力となっています。
 これかもしれないなあ。
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