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小説・サワナミの永遠に報われぬ恋3 [小説 サワナミの永遠に報われぬ恋]

恋をした、いや、
恋をするということならサワナミほど
それが多い男は珍しいかもしれない。

サワナミは恋をしすぎるのか。
さから永遠に報われぬ運命を背負ってしまったのか。

サワナミ自身は
自分の恋を順序立てて思い出すことなど
もはやできない。
「君の恋の思い出を話して」と尋ねられても、
それはあまりにも多く、
そしてそれは一年に数百本映画を観ているシネフィルに対して
「君の好きな映画を3本挙げてみてくれ」
と問いかけるのにも似ていた。
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