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アカデミーの「おくりびと」本木雅弘の粘りと、吉高由里子の「ミュードラ」 [吉高由里子]

映画「おくりびと」が米国アカデミー賞最優秀外国語映画賞にノミネートされた。
主演本木雅弘をはじめとするスタッフ・出演者の歓喜を見ると、
ハリウッドの神話はいまだに生きているし、
生きるべきだろう。
憧憬の的としてのハリウッド。

近年の愚作の量産、
スターの小粒化、現象を見ていると、
「ハリウッドも終わり」かと思わせていたのだが。

本木雅弘は
感謝の気持ちを筆でしたためていた。
美しい行為だ。
「おくりびと」の中の本木雅弘も美しかった。
もちろん美しさには定評のある俳優だが。

本木雅弘も近年はそれほどいい作品に恵まれていたとは言えない。
それを自ら長年温めてきた企画により、
結果的には「神話」となるような花を咲かせてしまった。
「粘り」という言葉が頭に浮かぶ。

吉高由里子が「ミュードラ」に出演するという。
小田和正の「woh woh」が主題歌だそうだ。
小田和正。
「woh woh」・・・。
げんなりするが、映像はおもしろそうだった。
吉高由里子と真逆の位置にいる小田和正。
そう言えば、
「手紙」という映画でも
小田和正の歌で玉山鉄二の熱演をぶちこわしていたっけ。


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