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ミヒャエル・ハネケ「ファニーゲーム U.S.A.」のバイオレンス描写と吉高由里子 [吉高由里子]

さて「ファニーゲーム U.S.A.」である。
その前にミヒャエル・ハネケの主なフィルモグラフィーを見てみる。

1997 「ファニーゲーム」 Funny Games
2001 「ピアニスト」 La Pianiste
2003 「タイム・オブ・ザ・ウルフ」 Le temps du loup
2005 「隠された記憶」 Caché
2008 「ファニーゲーム U.S.A.」 Funny Games U.S.

「ピアニスト」は大傑作だし、大ケッサクだ。
「隠された記憶」もおもしろい。
「タイム・オブ・ザ・ウルフ」は・・うん、おもしろくなかった。
ただ、「ファニーゲーム U.S.A.」は上記3作に比べると不可解な部分がまるでない。
まったく明快な映画の部類に入る。

カンヌ映画祭で「ファニーゲーム U.S.A.」上映中にかなり退席した人がいたとか、
あるいは一部批評などでも「とんでもない作品」との評価があったので、わたしも多少構えて観たのだが・・。
結論から書けば、作品時間の2時間弱、1秒たりとも退屈せずに楽しめた。

もちろん映画を含めて様々な芸術作品に触れてきたわたしは、バイオレンス描写などにかなりの免疫があるだろう。
ただ、「ファニーゲーム U.S.A.」では直接的なバイオレンスシーンは映らないし、
それによってよりイマジネーションを膨らむのを余儀なくされる、それが不快感に結び付くのは事実かもしれないが、
「虫唾が走る」というような感覚は、わたしに関してはなかった。(もちろんバイオレンス描写などに免疫のない人の鑑賞は慎重でなくてはならないが)

さて、現代の映画作家の中で、
ためらいもなく「暴力描写」「変態描写」をする監督と言えば、
このミヒャエル・ハネケとデヴィッド・リンチがすぐに念頭にのぼる。

そしてわたしは両者の作品へ出演する吉高由里子なども夢想するのだ。

おっと・・また時間が来た。(わたしもいろいろ用事があるんです・美苦笑)
「ファニーゲーム U.S.A.」、ミヒャエル・ハネケ、デヴィッド・リンチ、そして吉高由里子に関しては、
これからも折にふれ取り上げる。

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