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ソフィスティケートされた発情期の野獣マルーシュカ・デートメルス(デトメール) [高貴な感覚 エロティシズム]

単なる発情期の野獣ならつまらない。
それらは人を疲れさせるだけで、少なくとも「エロティシズム」という言葉に当てはまることはほとんどない。
世の中には発情している動物にエロスを感じる人間もいるだろう。
けれどそれはわたしの考えるエロティシズムではない。

ゴダールの「カルメンという名の女」。
黒のタイトスカートとハイヒールのマルーシュカ・デートメルス(デトメール)は、
見事のソフィスティケートされた美しさを持ちながら、
その存在は発情した性器そのものだった。

Maruschka Detmers!

90年代以降、ほとんど活躍を聞かなくなったのが残念であるが。

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