SSブログ

マリオン・コティヤールの全裸・暴力・凌辱「クロエ」について [高貴な感覚 エロティシズム]

なんだかんだ言って、いまだに日本は女性が肌を晒すことに関してナイーブな社会だ。
それを悪いと言っているわけではない。
肌を晒すことに関してデリケートだからこそ、
いざ晒すべき時に得られる特別な快感があることは、多少の感性さえ働かせれば誰しも理解できるだろう。
その意味で日本人は肌を晒すことに対する「恥じらい」を無くすべきではないと思うのだが・・。
要するにビーチで日本女性がトップレスでいることが普通になったら、日本文化から大きなものが喪失すると思うのだ。
反面、いつまでたって「脱ぐ」「脱がない」を話題にする日本のメディアにも辟易させられるものがある。
あれは「幼稚」そのものだ。

最近マリオン・コティヤールの「クロエ」というDVDを観た。
1996年の作品で、監督はDennis Berryである。
マリオン・コティヤールは言うまでもなくエディット・ピアフを演じて昨年オスカー主演女優賞を獲得した。
その女優が1996年作品でJean-Claude Adelin演じる「悪い男」に暴力を含めた凌辱を受ける。
その描写はかなり激しいもので、もちろん随所に全裸(およびそれに近い)シーンが出てくる。
日本で言うところの「ヘアヌード」など当たり前のように出てくるわけだ。

もちろんヨーロッパ映画では、暴力・ヌードなど当たり前なのだけど、
この「クロエ」はテレビ作品だというではないか。
テレビ作品でこれ・・。
「蛇にピアス」で吉高由里子「胸が映った」だの「腰が映った」だの騒いでいる人たちがより滑稽に見える。

で、わたしの考えだが、
社会的には日本人は肌を晒すことに対する「恥じらい」を無くすべきではないと思う。
肌を晒す人を否定はしないが、それは日本が「肌を晒さない社会」であることを前提とした上での試みだと位置付けるようにする。
それは日本文化の独自性を守る行為でもある。

しかし映画などの芸術表現においては、表現者である俳優(女優)たちは、もっと肌・精神ともに勇気を持って裸になるべきだ。

nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 0

コメント 2

オクサナ

こんばんは。



同感です。何故、バストトップを出したとか出さないとか…ばかり話題になるんでしょうか?



オールヌードになったから体当たりの演技…とか。



女優は物語の中で必然性があって脱ぐのであるから、そんなに騒ぐ必要はないと思います。



by オクサナ (2009-07-25 22:46) 

末尾ルコ(アルベール)

まあそのあたりが日本人の幼稚性でしょうね。

それと映画の観方が分からない人たちが多すぎますよね。

                 
                        末尾ルコ(アルベール)
by 末尾ルコ(アルベール) (2009-07-26 00:10) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0